成田~シンガポール~インド

こうやって遠征していると、飛行機に乗っている時間がとても多く、考える時間もかなり多い気がしたので、飛行機の中で思いついたことを書き溜めました。

その中には自分に対する不満や葛藤も多いです。
例えば、自分はまだグランドスラムにいけないのか?正しい努力はしているのか?など自問自答することは中でも主ですね。

正しい努力??
それは結果がすべての勝負の世界で、テニスの世界において最高峰の目標がグランスラムであり、そこでプレーする、勝ったという「結果」が客観的にみたら正しい努力をしたということになるでしょう。ということは、そこでプレーしている人の全てが正解であり、それ以外の人は間違いなのかという話にもなりえます。そこまで言ってしまうと今までの積み重ねを否定することにもなるので、正解だ不正解だとは言いませんが、僕は、選手である以上その「結果」を出す事を常に目指している事は間違いありません。今のランキングから見たらまだまだ及ばず、少し遠く感じる世界ですが、プロセスさえはっきり持てば、そこに出場している・いた選手にも勝つことができたし、自信はあります。

しかし、この年齢になりフューチャーズ大会の試合に出ると、同世代の選手からはあと何年やるの??と聞かれることがあります。僕は今年の挑戦の仕方や結果が来年を決めると思っているので、あと何年とか考えてないですし、そう聞かれることにたいして、なぜ、そんな質問をするんだろう?という疑問を感じました。冒頭でもお伝えしたよう、僕の目標は常にグランスラムでプレーして勝つこと。そこで、そんな質問をされた最近、僕は「来年のオーストラリアンオープンの予選に出場すること」と答えたら、少し笑われ、今一度ランキングを聞き直されて無理だと言われました。

それは、夢を諦めた人間からしたら到底無理だろうなと思います。なぜならば、ある意味「ハイ」にって挑まなければならない世界で、ふと我に戻ってしまったら、気持ちを戻すのにかなりタフになってくると思うからです。それは、上に行けば行くほどでしょう。

常識的に考えたら、確かに今の僕には急激なレベルアップと勝ち星が必要だし、勝ちたいからという気持ちだけで勝てる甘い世界ではない事は重々分かっているつもりです。しかし、実際問題まだ間に合います。フューチャーズやチャレンジャーそしてビッグトーナメントで勝ち星を重ねればまだ間に合うのです。いつだって僕には無理だろうと言われたことをクリアしてきたという自負があります。チャンスを掴む自信はあるし、その準備は常にしてきていて、僕をサポートしてくれているスポンサー企業や、トレーニングチームは「僕なら」何かやってくれそうだというところに、懸けてくれている部分もあると感じています。

「ワンチャン(one chance)ある。」

菅生高校の矢崎先生が僕にくれた言葉です。

僕は、その「ワンチャン」を掴む努力を怠らなければ、必ず掴めると信じています。

今回のインド(チェンナイ)から始まる遠征にはそんな機する思いがあります。
ここに書くことで、改めてモチベーションをあげている気がします。

「お前にやれんのか!!!」って。

しかし、こんな紆余曲折な自分でも、自分自身を励ましながら、「負けもプラスに捉え」ながら、自分にしかできないやり方で挑戦してきた事にも「誇り」を持ってます。

最後になりましたが、今日、成田空港で色んな方にお会いしました。
中にはかつてのスポンサーの方にも会うことができました。このように沢山の人に支えられながらプレーしてきた事への感謝の気持ちを忘れることはでません。そして、今もスポンサードして戴いている企業には言葉にできないほどの感謝の気持ちがあります。

これからも、応援よろしくお願いします!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。全て必須項目となります。