反省


今回男子のフューチャーズを改めてみたけど厳しい世界であると思う。
1週目優勝者が2週、3週、1回戦負け。本戦ベスト4の選手が次の週の予選の1回戦負け。

今現在の教えているジュニアを照らしあわせて彼ら達は最終的にはこの場所で戦い、そして通過点としていかないといけないわけだから。果たして18歳のころの自分が今のツアーでこれから戦う選手であったら勝ち残れるだろうか自信がない。とても不安である。



今回のフューチャーズをみてこれからのツアーの戦い方はより入念なスケジューリング、ターゲット、その為にどのような練習(テクニック、タクティック)トレーニング、その他が必要なのかすなわちピリオダイゼーションがとても大切なポイントになるであろう。選手の肉体面、精神面は一年を通して常にフィットしているわけではない。ピークを何処にもって行くのかそしてリフレッシュする期間はどこに持って行くかなどすべてのバランスを保つことがとても大切である。

ツアーに出ているとよく「タンク」という言葉を聞く。これはオーバーワーキングからなのか、もしくは4週5週というトーナメントを戦い抜くトレーニングを積んでこなかったのか、どちらもなのか、肉体面、精神面の低下の影響から、コートに立っているのだが既に試合を放棄してしまう事をいう。
肉体面では身体の疲労、回復しきれていない選手がやはりタンクして負けている。
精神面では3週ツアーの中の1週の好成績からどこか満足してしまいファイトしきれないでズルズル負けている。錦織君のDelreyBeach優勝後の次の週の試合の1回戦勝利はとても価値のある勝利であると思う。


今回のフューチャーズは3週。とくに暑い国での続く試合では勝ち上がっていくと疲労をどれだけ残さないかがとても大きなポイントになる。ウォームアップ、ストレッチ、アイシング、ニュートリションなど主に身体のメンテナンス。これらはツアーを戦い抜くためには【絶対的】に必要な物である。

今回冬のキャンプでは身体のメンテナンスについては最大限に取り入れたつもりである。が、ニュートリションについては、色々な反響がり、それは「まだ子供だから早いのではないか」「臓器官に影響があるのではないか」などの意見があり選手全員がニュートリションについて取り組む事ができなかった。当初はそれこそ幾人かの選手だけに対してニュートリションを取り組むようさせようと思っていた。だがそれでは同じ時間を費やしている他の選手に対してフェアーでないと思うし体調なども崩してもらいたくないという思いから、では一つの課題として取り組むようにと準備をしたのだけどそれが反対に裏目にでてしまった。

スポーツで追い込みすぎて免疫低下を経験したことない、炎天下の中で3時間以上戦い全身痙攣になる寸前を経験したことのない、常にツアーが終了する度にヘルペスができる事など経験したことない、ツアーリングの経験をしたことない人たちの意見を優先してしまったのである。僕はプロツアーを7年まわり、いやというほどこのような経験をしてきた。それでも説得できなかったことにとても残念に思う。これだけツアーで戦うのに必要な物であるにもかかわらず、そしてツアーで戦う事を目指すためのキャンプであるにもかかわらず、すべての選手に対してニュートリションの必要性を言葉で、そして実際に身体で体験し教えてあげる事ができなかった。僕は実質ニュートリションについて放棄をしてしまった事になる。これは何とも将来、錦織、森田選手と同じ舞台を目指す選手にとって不公平な選択であったろうかと反省をしている。

そのような思いを改めてさせられてしまったITFバンコクフューチャーズであった。

コメント

  1. 比嘉明人 さん : 2008.03.04

    お久しぶりです。 フューチャーズを4月から(海外も含め)回る事になったので、興味深いブログでした。また昭島に帰られるときは連絡待ってます!!

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  2. 金子英樹 さん : 2008.03.07

    明人
    また昭島で話そう。

    返信

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