テニス選手とは

 濱ちゃんのブログを読んでいて伊達さんが48位の選手に勝利したとのこと。凄いの一言ですね。しかも有明なので通常のハードコートなので、ガチンコで勝ったということ。もう以前の伊達さんに戻ったもしくは今までオフコートで培ってきたKnowledgeがプラスされパワーアップさえしてしまったのだろうか。

僕としてはフレンチオープンでベスト4に入った時の伊達さんのようにオフェンス・ディフェンスをきっちり分けたテニス、シチュエーションによってさがるテニスを希望している。伊達さんを見ているジュニア選手のためにも。僕の生徒の為にも。 あまりテニスを見るのが好きではない僕でも伊達さんファンに属するからなのか、伊達さんのテニスはよく見て応援していた。リプトンでガビィに勝った時はメキシコに居てTECATEを片手にライムをかけたポテトチップスを食べながら応援していた。まるで現地人のように。現地人といえばひつこいようだが(何回書いてる?)高田さんはスペインの現地在住日本人にスペイン語で話しかけられていた。ここまでは現地人化はしていなかったと思う。話は飛び、、

濱ちゃんのところでも書いてあったけどそうだ関心ばっかしていられない。

伊達さんはこのように圧倒的な勝利で復帰に対してとやかく言わせていないほうだがそれでも復帰に対しての論議は少なくもない。 そして復帰というのはとてもリスキーな事であると感じてしまう。濱ちゃんに指摘されるように、現役選手にだけではなく現場コーチにも波紋が飛ぶようになってしまった。復帰して注目されるのは本人だけでないということは今回の伊達さんであきらかになってしまった。

伊達さんは現役引退後もテレビ、イベントなどで活躍しテニス引退後も衰えなく活躍している。また結婚され円満な夫婦生活を送っておられるように思われる。グラフもその様に感じる。選手として戻ってきてないにしろ修造さんも含まれるのではないだろうか。

ここまでの話はとてもばらけてしまい、そろそろまとめないといけない。

いわゆる伊達さんに限らず、僕のようなレベルの選手も含めこのような人たちがいる。
 → 引退をしてもまた試合に復帰する人たち。
     僕も引退はしていないが、実質したようなもので
     1年は試合にいくつか出場してしまった。

引退するしない、試合するしないは本人の自由。批判されようとも折込みづみだと割り切り自分で信念を持てば問題ない。本人は。

ただこれからテニス選手を目指すジュニア選手たち、もしかすればその選手の両親にはこうみられてしまうかもしれない。

テニス選手って、やっぱり最終的にそこだけしかないんじゃん。テニスで培って来たグローバリズムとそのセンス、そして何よりも負けてもすぐに立ち上がれるという「根性」はテニス選手以外では通用しないんだ。だから戻って(なかには、逃げて?)くるんでしょ。と。

海外では僕ぐらいのランキングにいた選手達はスパッとテニスをやめ実業家として頑張っている人もいれば、ツアーリングコーチとして名を馳せり、バンカーになったり、企業に入りみるみる頭角を現し、マネージメント会社で有名選手の契約をまとめ、テニスクラブをマネージメントしたり、リポーターやデザイナーのなったりとテニスで培ってきた人脈やセンス、そして根性をフル活用し頑張っている人たちが日本に比べるととても多い。
 ここには日本との文化の違いやいわゆる外資という企業風土の違いの影響も勿論あるがこれぞテニスマンでなかろうか。

そして今の僕は技術的、肉体的な限界(この二つをクリアできれば精神的には問題ないと思う)、時間的、空間的な問題も含め選手としての復帰はまずありえない。
・・・ただしいつでも伊達さん、錦織君を見て羨ましいと思うのは事実。
そして残された選択肢としてテニスで培ってきたこの特殊な経験、感性を、これからチャレンジしていくすべてのものにぶつけていく。そしていつかはプロの道を選ぶなかの理由の一つ、選手後もこのような道が開けるのだという選択肢の中の一つに入る事ができればと思う。



コメント

  1. 濱浦 さん : 2008.09.18

    英樹へ
    自分のブログでの取り上げ方には、ちょっと問題あったかな?って思っているところです。現場のプロツアーコーチは、いろんな意味で危機感とかを持っていると思うけれど、ジュニアの育成に関わるコーチで(俺の知る人の多くが)伊達さんの復帰を他人事・もしくは斜めに見る感じの人が多いように感じました。英樹も分かると思うけれど、日本の場合、ジュニアからプロへのブリッジの部分が上手く機能していないような気がしています。ジュニアの育成って言うのは、あくまでもプロセスに意味があると思うのですが、「強いジュニア選手を育成する」って言うのが最終目的になってるケースが多々ある(全部では無いと思いますが)気がします。高校庭球はそれでも良いと思うのだけど・・・。

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  2. 濱浦 さん : 2008.09.18

    選手のアフターキャリアとしてだけではなく、コーチのアフターキャリア?(or due in?)としても、英樹の活動は興味深いです。

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  3. 金子英樹 さん : 2008.09.19

    今回も若いプロ選手と食事をしましたが飽和状態ですね。何とかしないととなぜか僕が思ってしまっています。
    活動の方ですが頑張ります。濱ちゃんも頑張ってこれからも刺激を与えて下さい!!

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  4. 高田 さん : 2008.09.24

    こんなシリアスな話題の中に僕の話を入れるのはどうかと思います。これも英樹の感性かな。

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  5. 金子英樹 さん : 2008.10.01

    高田さん
    我慢できずにいれてしまいました。。。

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