当然な話 前編

20101114_allout2010_keynote.003.jpg我々のジュニアについてのエントリーになるが、アラチャレの時から「守備性攻撃型テニス」「負けないテニス」というものを具体的に掲げて来た。手前味噌になってしまうが、自分は直接指導に携わっていなく、コーチの指導と根気の賜物である為、ここで大いに書かせてもらう。シンガポールもタイも以前に比べると選手が育って来ている。これは今までの積み重ねてきた経験があったからこそと言うのは勿論あるが、以前よりも各選手の結果の出るスピードが増してきている。その理由ははっきりしている。

指導において、技術的なものより戦術的なものに重点をおくというシフトチェンジを行った。戦術の練習は以前から行っていたが、漠然的ではなく具体的にそして明確に行うようになったというのが正しい言い方かもしれない。それからは上手くなったというだけではなく、試合に強くなった、試合に勝つようになった。前回のITFバンコクの試合などはまさにそれが当てはまる内容であった。

以前は試合になってしまうとテニスが単調になってしまい、大したことない相手にいつも惜しくも負けていた。それが前回のITFでは反対に相手が自分よりも格下である相手(自分の生徒)に惜しくも負けるのである。この試合においてのしぶとさは勝負することにおいてとても大切な要素である。 先日はタイのローカルの試合Kids Challengeに参加した選手は同学年の生徒に勝ったと聞いた。低年齢であり争うレベルは低いが、同じ日本人の選手でいつもなら負けているであろう選手であったと聞いている。勝った本人もコーチも驚いていた。最初は自分も驚いていたがよくよく考えると当然な結果であると思った。

プレー原則を明確に決め、攻める、守る戦術の練習をしっかり取り組み、その戦術に対して必要なボールを打てるように取り組んで来た結果、ボールの質も上がってきている。この先も自分の生徒に勝つにはかなりのタフな心構えで試合に挑まなければならないであろう、いや今までと同じテニスならばまず勝つことは難しいのではなかろうか。自分の経験上。。。


コメント

  1. 濱浦貴光 さん : 2011.08.22

    プレー原則を明確に決め、攻める、守る戦術の練習をしっかり取り組み、その戦術に対して必要なボールを打てるように取り組んで来た結果、ボールの質も上がってきている。

    アカデミーとはこういう過程で進化していくべきだと
    思います。

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  2. 金子英樹 さん : 2011.08.22

    濱ちゃん
    有難うございます。タイミングを早くしすぎないプレーは自分でやるのも、教えるのも難しいんですよね。

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  3. ひさし さん : 2012.07.26

    タイミングを早くしすぎないプレー とは目的・効果はどのようなところでしょうか?差支えなければ教えてください。

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  4. ひさし さん : 2012.07.26

    タイミングを早くしすぎないプレー とは目的・効果はどのようなところでしょうか?差支えなければ教えてください。

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  5. ひさし さん : 2012.07.26

    タイミングを早くしすぎないプレー とは目的・効果はどのようなところでしょうか?差支えなければ教えてください。

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  6. ひさし さん : 2012.07.26

    タイミングを早くしすぎないプレー とは目的・効果はどのようなところでしょうか?差支えなければ教えてください。

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