【女子・予選】ウィンブルドン 2015の戦いは選手(だけ)ではなく日本フェデレーションのシステムの戦いでもある

20150622

ウィンブルドンの予選。日本女子選手は10人出場しているとのこと。今回のカットオフが210位なので単純に100位〜200の間に10人いる計算になります。世界的にみてもこの数字はとても多く凄いことであると思います。

200位内といってもあまりピンとくる数字ではありませんが、そう簡単に200位までいけるわけではなく大変な数字です。一度は2.5万ドル以上を優勝しないとここまで上がれないランキングですし、また1番になることはとても難しいことです。

ただこの200位という数字を読み解くと、日本で開催した試合を含む、いわゆる大会を開催してくれてるスポンサーの恩恵のランキングかなとも思います。

日本の場合は島国だけではなく独特のサーフェスでもあるので、同じランキングの数字ですが、現実的な評価やレベルにおいては、やはりヨーロッパやアメリカの優勝に比べると、下はあっても上にはみられないでしょう。

いずれにしても200位内に入るのはそう簡単ではありません。次のステップに進むにはやはりフェデレーションのロードマップが必要でしょう。

それらは選手には対しては勿論のこと、ツアーリングコーチのやトレーナーの政治的な部分を抜いた育成も重要ではないかと思います。

正直、未だに視察などといった名目で大会に行く必要性を感じません。それが他にも予算を確保出来れば問題ないことだとおもいますがリソースは限られています。どちらかを選ぶ必要性があるならば、そんな視察のいらない人材を選ぶべきであり、そのエクスペンスも含めた契約にしたらいいかと思います。

現場で即戦力にならないのならば、インターネットなどITが進化しているここ近年、机の上でどうにかなりますし、机の上でどうにかってしまうレベルということです。

でしたらガンガンコートの上や環境は吸収するギラギラしたコーチを派遣したり、一日中テニスの試合をみて統計や法則を編み出し選手に科学的で戦略的な助言ができる人材を送るやら、選手を追い込めそしてケアできるトレーナーを派遣したりなど、限られたリソースの分配を再度検討する必要性があるのではないかなとも思います。

とくにツアーリングコーチは不足しているので、その育成は最重要事項ともいえるでしょう。なんせ正しいスケジュールを進言できるツアーリングコーチというのは片手で数えられるぐらいです。というのも、とんだおお間違えのスケジュールを組んでいる選手が多いのでこれらは担当コーチが進言するべきでしょう。

フレンチオープンなどの結果をみてみると、まだまだ遠いい道のりだと思いますが、今後このレベルの選手をどのようにして導いていくかフェデレーションの腕の見せどころでしょう。

東京オリンピックなど騒がれていますが、未だに現実味を感じません。ウィンブルドン 2015この試合は問題定義を与えてくれる試合になって貰いたいと願っています。

Singles Rankings | WTA Tennis English
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コメント

  1. ラッキーラビット さん : 2015.06.23

    専門的なお話しなので、素人の私には良く理解が出来ませんが、ただ、日本女子トップクラスの選手達が、ハードなスケジュールのためか、ケガでダウンしたり、熱帯あるいは寒帯の国に出かけて、体調を崩したり、いろいろトラブルがあるように思います。
    もう少し、選手の健康管理、スケジュール管理に気を配るシステムが必要ではないかと思いますが、如何でしょうか。選手の自己管理が第一であることは言うまでもありませんが、選手寿命に関わることもあるでしょうから、もう少し、何かが必要な気が致します。

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    • 金子英樹 さん : 2015.06.29

      もう少し理解できるように砕いて書かないと伝わらないですよね。了解しました!

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