Being “International”

超難関大学であるWeslyan Universityに合格した早川千智選手です。今回アメリカ大学入学へ向けてのエージェントとしてお手伝いさせて頂きました。

Wesleyan Universityとは別名リトルアイビーと呼ばれ、少人数制で成り立つ名門大学の一つです。アメリカの大学ランキングでは常に最上位にランキングされており、フォーブス誌による”Top 25 Liberal Arts Schools 2016”(全米大学ランキング2016)では3位にランキングされています。

Forbes: Top 25 Liberal Arts Schools 2016

https://www.forbes.com/sites/timlevin/2016/07/07/top-liberal-arts-colleges-2016/#36644f4143b4

 

彼女との出会いは私が当時シンガポールのSanwa Tennis Academyで仕事をしていた時に出会った選手の一人でした。10歳にして文武両道を完璧にこなし、常にどの場面でも言い訳せずに黙々と全力投球する選手というのが印象的です。

Sanwa Tennis Academyの妥協しない素晴らしいテニス環境、彼女を全力で支える家族、努力し続ける選手。厳しい時期の方が多かったはずですが、結果、三方よしの関係で選手と家族に携われたことは私にとってかけがえのない経験となりました。

 

 

早川選手はシンガポールでの生活後、お父様の仕事の関係で、台湾、日本、そして現在はインドネシアと生活を転々としています。

海外に住んでいるから国際人になるわけではありません。第二、三ヶ国語を話せるからこれまた国際人とも限りません。早川選手は幼少からあらゆる環境、人種、宗教、習慣、教育の中で過ごしてきた経験を持ち、想定外の出来事を経験、それらを柔軟に解決していく能力を養ってきました。「人は環境によって育つ」というのを早川選手から改めて教えてもらいました。

柔軟な思考力、多様性に対応できる、そして母国(日本)の国民性を理解してこそ国際人と呼べるのでは?と考えます。

 

 

彼女の見つめている先は常にインターナショナルな世界であり、世界と勝負しています。名門大学へチャレンジしたのも彼女の培ったきた能力を発揮する為です。なにより将来、自分の目指している舞台で活躍する為を見据えての新たなスタート地点であることは間違いありません。

そして年々、アメリカの大学にチャレンジしているテニス選手は多くなってきており、彼ら彼女らが今後グローバルな舞台で活躍していく姿を見るのが個人的に楽しみで仕方ありません。

但し、目先の目標だけ(単純に少額のスカラーシップがもらえるとか、テニスチームが強いなど)で大学を選択してしまうと、遅かれ早かれ、痛い目に遭ってしまう可能性があります。というのも、ただ単位を取ったとか、ただ学位を取ったなど、次に繋がるステップが踏めない可能性があります。

現実的な話、金銭面のサポートしてくれる大学を選ぶというのは大切です。但し、アメリカの大学で「教育」を受け、「グローバルな舞台で勝負する準備」をするという本質も忘れてはいけません。

大学でどういう教育を受けたいのか。スポーツがどれだけ優秀でも勉学も優秀でなければ認めてもらえない世界なのは事実です。

 

(注:申し訳ありません。Weslyan Universityの素材がなく、私の母校University of Nevadaの素材を載せます。。。)

 

ちなみに早川選手はテニスチームに属しながら、コンピューターサイエンスと経営学の2つを専攻予定とのことです。日本人としての良さも兼ね備え、世界へ勝負してほしいと思います。

早川選手の更なる成長を楽しみにしています!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。全て必須項目となります。