ANSWER

こんにちは。

私の次の大会は全日本選手権になります。

コメントのほうでご質問があったので私なりに答えさせていただきますね。

「とても気になることがあるんですけど・・・・(質問です)

プロの方って、どうやって1日のスケジュールを管理しているんですか???
トーナメントがない日ね。

私達いっぱんじんなら、会社や学校のスケジュールに合わせて、起きて、出勤して、働いて、帰ります。
だけどプロってどのように毎日をすごしているのですか?

わたしだったら、あっというまに自堕落な生活をおくってしまいそうで・・・毎日昼まで寝ていそうでコワイです。

そうならないで生活されているプロってホントすごい!とおもいます。」

テニス選手は学校や会社があるのと同じように、試合のスケジュールに合わせて行動をします。

ただ毎日試合のスケジュールにより、自分がプレーする時間が変わったり、暑い国での試合の場合1st roundが3時から。なんてこともありますし、学校や会社のように何時から何時まで、といった決められた時間に自分がプレーできるわけではありません。

当然、不規則であるといえます。

しかし、私の場合だと自分の決めたルールやリズムを持っています。

例えば、普段の練習の時と、試合の当日と、私がするウォーミングアップは変わりません。

私は普段の練習も、試合の日も、テニスのアップが始まる一時間前からランニングなどの身体のアップを始めます。

9時から試合が入る場合、大体8時からテニスのアップをするので、6:45分には会場入りし、ちょっとした準備を済ませ、7時からアップを始める・・・という感じです。

もし午後3時から試合だったとしても、私はこのルーティーンは壊しません。

寝る時間も、起きる時間もあまり変わりません。

テニス選手は遠征にでると毎日毎週のように試合が続く生活を送ります。

長いフライトだったり、気圧だったり、気候だったり、連戦、環境、食べ物、飛行機の手配etc・・・、自分の状態というのはいつも日々変化しているといえると思います。

Like 1球1球のボールが同じボールのようで、本当は全て違うボールみたいに。

感情の浮き沈みや技術にも波があるなかで、いい時はOK、悪い時は×ではコントロールができない。

いい時も悪い時も、自分の軸にもう一度戻ってこれるように

普段の生活の中でこれをする為にこれをする、と自分でルールを決め、決めたことを毎日することで、自分自身のことを確かめています。

感覚でやると全てのことに左右されやすい。

なるべく確かなものに頼りたいから、なにがあっても揺るがないものを、自分の中に作っておきたい。

技術もしかり。

私にとっての軸は、まず規則正しく生活をするということ。

起きる、走る、食べる、コートに行く、アップする、練習する、試合する、クールダウンする、食べる、試合する、練習する、トレーニングする、クールダウンする、ホテル戻って体幹する、シャワー浴びる、食べる。次の日の準備する。お風呂に入る。ストレッチする。

私の場合このルーティーンを日々心がけ、その内容を日々改良しています。

大会期間中もトーナメントがない日も先を見据えて、このようなことを毎日こつこつ続けていくことで必ず自分の力になると思っています。

逆を言いますと、自分のリズムが崩れると簡単に体調を崩せる自信があります。笑

身体もこの歳になると酷使し疲弊してきていますし、(かわとこもうすぐアラサー)それだけツアーを回るというのは過酷なことなのだと思います。

だから必死になってこのように心がけるのだと思います。
(あ、やっと答えがでました。笑^^)

私のが正解というのではなく、一人ひとりそんなリズムを持っていると思います。
でも私が自分の決めた生活をするのは全てテニスのためなので、テニスがなければまた違った生活をしている、と確実に思います。(゜o゜)☆☆!!!

テニス選手にとってこのこと↓↓

私が大学在学中の統計になりますが、テニスの試合でかかる時間は大体1時間半~長くて3時間。

その時間のなかで、ルールとしてポイント間は20秒、ゲームチェンジは1分半、セット間2分。
それに対し、インプレーしている時間は1ポイントにつき平均6~10秒。

ファイナルセットにいって多くて計200ポイント。その時間をかけても実際のインプレーの時間は実に20分程度。。

いかに打っていない時間をどう過ごすかということ、どうコントロールするかということ。が自分のスタイル確立につながってくると思います。

日々の生活もしかり。

この教えは、母校の園田学園女子大学に在学中、4年間プロとして転戦する準備をしていた時に

「萠が例えば一人でアフリカの果てに行ったとしても、一人でも同じことができるように。」

と日々の過ごし方を叩き込まれてきました。

なによりも自分ひとりで自立できるように、厳しく育てていただきました。

いまだにボス(失礼します)にプロとして認めてもらっていませんし、私自身もそのように思います。

でも、ボスに言われ続けてきたことが少しは出来るようになったんじゃないかな・・という私がゲットしたものは、私にとって大きな財産です。

そんなことを教えてくださいました園田学園女子大学の出身であるということを私は誇りに思っていますし、ボスにも自分にも、私はプロテニスプレーヤーだ。と胸をはって言えるよう、これからも日々努力してゆきます。

tennisに対してシンプルに、寝るときには全てクリアにして。

今これだけは胸をはって言います。

私はそのだなのだ。    

<(`^´)     

ちゃんと答えになったかわかりませんが、かなりの長文失礼いたしました。。

 川床 萠     艸艸艸


コメント

  1. 屋久島 さん : 2010.10.23

    これから試合の後、寒さがこたえるから、確りと寒さからだきおつけてねぇ。

    返信

  2. なかしょうじ さん : 2010.10.24

    >いかに打っていない時間をどう過ごすかということ、どうコントロールするかということ。が自分のスタイル確立につながってくると思います。

    >日々の生活もしかり。

    ここの部分とても胸に響きました。
    まさに一事が万事(?)
    プロフェッショナル・テニスプレーヤーとしての誇りを持って
    頑張ってください!!

    返信

  3. moe さん : 2010.10.28

    屋久島さん
    本当にいきなり寒くなりました。身体気をつけますね><
    屋久島さんもお身体ご自愛くださいね!!

    返信

  4. moe さん : 2010.10.28

    なかしょうじさん
    コメントありがとうございます!!
    誇りを持てるよう、これからも日々を大事に過ごしていきます。頑張っていきます。

    返信

  5. 美# さん : 2013.07.03

    川床コーチの教え###

    テニスだけでなく
    私の人生を支えてくれる極上のsimple###

    川床コーチの笑顔と
    実践クラスへ向かわれる神々しく輝く後ろ姿が
    私に語ってくださる

    どんな事があっても
    大丈夫###って

    ありがとうございます

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。全て必須項目となります。