錦織圭(テニス)

錦織圭(テニス)第17シードの錦織圭が、全米オープン2回戦で、ティム・スマイチェクを6-2、6-2、6―4、のストレートで下し、3回戦進出を果たした。

過去に錦織は、ツアー下部やツアー予選を含めて、スマイチェクと3回対戦しているが、1勝2敗と負け越していて、あまり当たりたくない対戦相手と語っていた。だが、試合が始まると、錦織は、力強く安定したショットと強いメンタルで、シードらしい試合運びをし、3セットすべての第1ゲームで、スマイチェクのサービスをブレークして、試合の主導権を握った。

また、サービスエースは1本だったが、全体的にサービスが好調で、ファーストサービスでのポイント獲得率は73%に達し、サーブの最高時速は197kmを記録した。

全米オープンでは、2年ぶりの3回戦進出だが、実力を上げ、経験も重ねた錦織は、シードを守ってベスト32に残ったことを次のように語った。「シードが付くことによって、このラウンドまで来ることは当然ではないですけど、多少なりは、当たり前のところはある。相手やドローの関係もいろいろありますけど……」

3回戦では、第12シードのマリン・チリッチとの対戦が決まった。「タフな試合になるので、ここからが勝負ですね」

錦織の本当の実力が試される大一番となる。

※写真は2回戦で圧倒的な強さで勝利した錦織圭。3回戦の相手は第12シードのマリン・チリッチ