ノバク・ジョコビッチ(テニス)
第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア、2位)が、全米オープン2回戦で、ロジェリオ・ドゥトラシルバ(ブラジル、112位)を、6-2、6-1、6-2で倒し、3回戦に進出した。

ジョコビッチは、第1セットからラリーの主導権を握り、ドゥトラシルバのミスを誘い、第2ゲームを先にブレークして優位に立ち、さらに、第8ゲームもブレークしてセットを先取した。

この試合唯一の見せ場は、第2セットの第2ゲーム。9回のデュースを繰り返し、15分間も要した。ジョコビッチが、ストロークをミスして、サービスキープに成功したドゥトラシルバは、思わずガッツポーズをした。

結局、ジョコビッチは、ファーストサーブが入った時に、90%ポイントを獲得し、ウィナーを29本放ちながら、ミスを14本に抑え、36本のミスを犯したドゥトラシルバに、全く隙を与えなかった。

「(3回戦に進んで)とても嬉しい。対戦相手を見たことがなくて、全く知りませんでした。相手がどんなゲームプランを持っているか把握するために、難しいスタートになりました。でも、最初から最後まで良いプレーができました」
 
このように試合を振り返ったジョコビッチは、勝利後、観客にサインボールを打ち込む時、ダンスを披露し上機嫌だった。ディフェンディングチャンピオンであるジョコビッチは、世界ナンバーワンに復帰したフェデラーに注目が集まる中、虎視眈々と2連覇を狙っている。

※写真は会心の内容で3回戦進出を決めたジョコビッチ