6日、米国・ニューヨークのフラッシングメドウで開催されている、全米オープン男子シングルス準々決勝で、世界ランク5位で第4シードのダビド・フェレール(30歳、スペイン)は、9位で第8シードのヤンコ・ティプサレビッチ(28歳、セルビア)と対戦し、6-3、6-7(5)、2-6、6-3、7-6(4)の接戦をものにし、準決勝に進出した。

5日、同ランク1位で第1シードのロジャー・フェデラー(30歳、スイス)が敗れ、波乱含みとなってきた男子シングルス準々決勝。

試合は、フェレールが第1セットを奪い、流れに乗ると思われたが、数少ないチャンスをものにしたティプサレビッチがタイブレークの末、第2セットをものにする。

第3セットに入ると、ティプサレビッチの時折放つドロップショットが、効果的にポイントを生み、第5ゲームでフェレールのサービスゲームをブレークすると、そこから4ゲームを連取して、ティプサレビッチがセットカウント2-1とリードする。

しかし、粘りが身上のフェレールは、第4セットを6-3のスコアで挽回してセットカウントをイーブンにし、ファイナルセットに入る。

ファイナルセットは、ティプサレビッチが第2ゲームをブレークしてリードするが、第7ゲームでフェレールがブレークバックに成功し、そのまま互いにサービスゲームをキープ
してタイブレークに入った。そして、最後はフェレールの粘りに根負けしたティプサレビッチがバックハンドをネットにかけてゲームセット。

フェレールは、2007年以来2回目の準決勝進出を決めた。

全米オープン

男子シングルス
準々決勝
ダビド・フェレール(スペイン)[4] 6-3 6-7(5) 2-6 6-3 7-6(4) ●ヤンコ・ティプサレビッチ(セルビア)[8]

トマーシュ・ベルディハ(チェコ)[6] 7-6(1) 6-4 3-6 6-3 ●ロジャー・フェデラー(スイス)[1]

アンディ・マリー(英国)[3] 3-6 7-6(4) 6-2 6-0 ●マリン・チリッチ(クロアチア)[12]

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[2] vs フアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)[7]

[ ]内の数字はシード順位