錦織圭(テニス)

錦織圭(テニス)第15シードの錦織圭(日本、16位)が、フランスのパリで行われているBNPパリバ・マスターズ大会2回戦で、ベノワ・ペル(44位、フランス)を、7-6(2)、6-2で破り、パリのマスターズで初勝利を挙げて3回戦に進出した。

錦織は、上海で右足首を痛めたため、直前のバーゼル大会は欠場していたが、試合では不安を感じさせないようなプレーを披露した。

第1セット錦織は、第12ゲームで1回相手にセットポイントを握られたが、時速188kmのサービスエースで切り抜けた。結局、お互い2ブレークでタイブレークに突入したが、錦織がギアアップして、一気に5-1とリードを広げて主導権を握り、セットポイントではフォアクロスのリターンエースを決めてセットを先取した。

「第1セットは難しい展開だったけど、タイブレークをきっちり取れて、自信がついて、ギアも上げられた」(錦織)

第2セット以降は錦織のプレーが上向き、サービスゲームも楽にキープできるようになり、ファーストサーブのポイント獲得率は92%に達し、セカンドサーブでも、ポイント獲得率は70%と高かった。逆に、第2、8ゲームと2ブレークを許したペルに反撃する力は残されていなかった。

「自分は無駄なアンフォースドエラーが無く、しっかりプレーできた。昨年パリでポイントを取っていない分、しっかり頑張れば、ランキングも上がる。来年の全豪のシードもかかってきますし、大事なひと大会になると思うので、東京でいいプレーしたイメージをしっかり持って臨みたい」(錦織)

錦織は、3回戦でジル・シモン(20位、フランス)とビクトル・ハネスク(61位、ルーマニア)の勝者と対戦する。

※写真は、BNPパリバ・マスターズの2回戦でストレート勝ちを収めた錦織圭

BNPパリバ・マスターズ

シングルス
2回戦
錦織圭[15] 7-6(2) 6-2 ●ベノワ・ペル(フランス)