クルム伊達公子(テニス)

クルム伊達公子(テニス)
25日、愛知県豊田市で開催されているダンロップ・ワールド・チャレンジ2012で男女シングルス決勝が行われ、クルム伊達公子はステファニー・ボーゲルに6-7(3)、4-6で敗れ、優勝はならなかった。

約1カ月前の敗戦を踏まえ、クルム伊達はボーゲル対策を練っていた。「前回は、彼女が比較的弱いフォアの方を狙っていったが、逆にカウンターでやられた。なので今回はバックに振るよう、攻め方を変えた」。その策は、奏功する。第1セット2-2からの第5ゲームで、相手をバックに振ってからフォアのクロス、さらにはフォアのストレートでもウイナーを奪い、同時にブレークにも成功した。

だが手にした流れは、僅かなミスでその向きを変えてしまう。ゲームカウント4-3のデュースで犯した、ボレーミス。「結果論になってしまうが、あのプレーでリズムを崩してしまった」と、試合後にクルム伊達が悔やんだ一本である。このゲームをブレークされた後、第1セットは一進一退のブレーク合戦の末にタイブレークに。タイブレークでは、「私と彼女の最も大きな差」とクルム伊達も認める相手の高速サーブに手を焼き、このセットを失った。

クルム伊達公子(テニス)
第2セットは、最初のゲームからブレークを奪い合う展開に。両者ともライジングでボールを捉える早いテンポのテニスのため、少しの振り遅れや判断の遅れがポイントに直結する。互いに一歩も譲らぬ激しい打ち合いを繰り広げるが、2-2からブレークで抜けだしたボーゲルが、その差を最後まで守りきり優勝を手にした。
 
「昔は準決勝で弱く決勝には強かったんだけれど、最近は決勝で勝てない試合が続いています」

2大会連続の準優勝にクルム伊達は苦笑するが、それでも一時の迷走期を抜けだし、今は勝利を連ねて疾走中だ。

「さすがに少し疲れはある」というその身体を休ませる間もなく、次なる戦地のドバイに向け、クルム伊達は慌ただしく豊田市の会場を後にした。

※写真上段:準優勝のクルム伊達公子(左)と優勝のボーゲル(右)

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