8強入りをかけたフェレールとの4回戦で錦織圭は素晴らしいプレーを見せた。
第4シード、世界5位のフェレールに対してゲームを支配していた。

フェレールのサーブで始まったオープニング・ゲームで2度、第3ゲームで3度のブレーク・チャンスがあったが、それが生かせなかった。
そのうちの1ポイントでも先に取れていたら試合の流れはガラリと変っていただろう。
誰もがそう感じた一戦だった。

錦織がブレークできたのは12回目のブレーク・チャンスの時だった。
その試合の詳細をお届けしよう。

しかし膝が完璧でない中、よく戦い抜いた。
全豪オープンでの2年連続8強入りはならなかったがシードを守ってのベスト16は立派だ。

<男子4回戦>
○4)フェレール 62 61 64 ●錦織圭

二人の対戦成績は錦織の2勝1敗。
2008年、18歳の時に、USオープンで初対戦、その時世界4位のフェレールに6-4,6-4,3-6,2-6,7-5で勝利、16強となった。
2011年のジャパンオープンでは 4-6,3-6
昨年のロンドン・オリンピックで6-0,3-6,6-4と勝っている。

1時に始まる。最高の天気だ。
錦織がトスに勝ってレシーブを選んだ!
フェレールのゲームで始まる。

錦織の強烈なフォアクロスでまずはポイント。
フェレールもフォアアプローチからスマッシュエースで対抗。
錦織のバックダウンザラインで

30-40といきなりブレーク・ポイントを掴む。
そこをフェレールはTへファーストサーブ、

錦織は飛びつくが返せない。サービス・エースに。

2度目のジュース、
また、フォアクロスドライブボレーからバックボレーウィナー。
すごい怒涛の攻め!2つ目のブレーク・ポイント。
これも184キロセンターへ。

3回のジュース、Tへまたサービス・エース、フェレールがキープする。
しかし、錦織はいい出足だ、ゲームを支配している。

錦織の第2ゲーム、
フェレールのバック打つふりしてドロップウィナー。うまい!
錦織のサイドのベースラインの線審のコールがない。2つやらかした!
錦織キープ、1-1。

フェレールの第3ゲーム。
錦織のバックアングルライジングウィナー。

錦織のバックスライスクロスがうまくなった。
そこから回り込みフォアダウンザラインウィナー。
素晴らしい組み合わせ!

また、錦織のバックダウンザラインパスウィナー。スーパーショットだ!
15-40とまたまたダブルブレークポイント!

攻めるがあと一つが取れない。
2度目のジュースで3つ目のブレーク・ポイント。
錦織のバックスライスミス。

惜しい~!もうここまで5つのブレーク・ポイントがあったが、
フェレールはことごとくそのピンチをしのぐ。一筋縄ではいかない。

錦織の第4ゲーム、
錦織のフォアアングルウィナー。フェレールでも届かない、取れないのだ!

また、線審ジャッチせず、さっきと同じ線審。
「ウェイクアップ!」と会場から声がかかる。

錦織のゲームポイントがあったが、ジュースに縺れる。
長いラリーから錦織のフォアダウンザラインウィナー。すごい一発などもあるが5回のジュースに。

錦織のバッククロスボレーをフェレールはバックダウンザラインパス。厳しい~!
よく走ってここに打つよ。

フェレールに2つ目のブレーク・ポイント、

なんと錦織はダブルフォルト!
1-3とリードされる。痛いなあ~!

錦織の方がテニスではフェレールを押して有利にゲームを進めているのに。

フェレールの第5ゲーム、
3連続リターンミス。少し集中力が欠けたか?

錦織のフォアクロスからバッククロスボレーウィナー。
ほとんどアプローチで決まっている。

フェレールのグランドスマッシュエースを決められ錦織から1-4。

錦織の第6ゲーム、
ファーストからバックダウンザラインウィナー。すぐに甘いのは打ち込む。
フォアでもバックでもウィナーを取れるのが錦織のいいところ。

フェレールもバック飛びつきボレーウィナー。ネットもうまい!
フェレールのフォアドロップボレーからスマッシュエース。

2回のジュース、1つ目のブレーク・ポイント。
錦織のフォア逆クロスウィナーで逃れる。

3回のジュースの末にキープで2-4。なかなか簡単には取らせてくれない。

フェレールの第7ゲームをキープ、
(錦織から2-5) 少しずつフェレールのペースになっていく感じがする。

錦織の第8ゲーム、
15-40のセットポイント。

最後は錦織のバックダウンザラインミス。

2-6で第1セットはダウン。46分。

やはり立ち上がりで先にブレークしたかった。5回もブレーク・チャンスがあったのに。

フェレールの動じないその精神力は凄い!

第2セット

第2セット、フェレールの第1ゲーム、
錦織のバックダウンザラインボレーウィナー。
切って短く決める。常識を覆すプレー。

2度目のジュース、錦織のバックアングルパスでブレーク・ポイントを掴むが、リターンミス。

4回のジュース、フェレールはフォアダウンザラインパスウィナーを決めてキープ。
なかなかブレークさせてくれない。

錦織の第2ゲーム、
錦織のバック&フォアがネットのかなり下に当たる。
ラブゲームで落としてしまった。(錦織0-2)

ますますテンポが早くなるフェレール、サービスワイドエースを決める。
錦織、0-3となってしまう。

トレーナーが錦織の左ひざにテーピングを巻いている。
場内から、ガンバレ!錦織!の応援!

錦織の第4ゲーム、またもラブゲームダウンで0-4。
ちょっとフェレールのペースだ。

錦織の第6ゲーム、
錦織のバックダウンザラインウィナー。
久しぶりのウィナーだ!キープして1-5。

フェレールの第7ゲーム、ここで0-40とチャンス!
フェレールのバックアングル緩く落とす。うまい!

錦織のバックダウンザラインが大きくアウト。
1-6とこのセットも落としてしまった。

第3セット

錦織の第1ゲーム、錦織のフォアクロスガシャでアウト。
最初のサーブを落とす。

フェレールの第2ゲーム、
怒りのフォアクロスリターンからフォアダウンザラインウィナー。

さらにネットに行く錦織。
錦織のフォアクロスウィナーで0-40、
ガッツポーズの錦織。

一度ブレークしたらチャンスが来るぞ!
フェレールのバックがアウト。
やっとブレーク。
長い長いトンネルを抜けた。
12回目のブレーク・チャンスにやっと取れた!

錦織の第3ゲーム、30-40はジュースにする。
次のポイントは打っても打ってもフェレールは返してくる。
ただ、返してくるだけでなく厳しいコースに来る!すごいよ!フェレールは!
サーブを落とす。(錦織1-2)

フェレールはマシーンか?何打ってもどこに打っても返ってくるよ!

フェレールが3-2とリードの第6ゲーム、
錦織のフォアアングルをフェレールのフォアダウンザラインウィナー。
ポール回しだ!足がきちんとついていっているよ!
すげ~!

40-0、キープされたら4-2となるところを錦織は踏ん張る。

錦織はバック&フォア連続クロスドライブボレーウィナー。
攻める姿勢を貫け~!

ブレーク・ポイント。
ここで錦織のグランドスマッシュ。
ここであきらめず、3-3とブレークバック。復活だ!

錦織の第7ゲーム、
アングルリターンを前に行ってフォアダウンザラインウィナー。

錦織は振り回して、振り回して、フェレールのバックパスアウト。
そりゃ~そうだよ!これまでは返ってこないよ~!
4-3キープ。
いいぞ~!やっと錦織らしさが出てきたぞ~!

初めてリードした。ここからだ~!

フェレールの第8ゲーム、
2つのストロークウィナー&サービス・エースで4-4。

錦織の第9ゲーム、
錦織のバック強打からフォアドロップショットウィナー。
うまい!この落差がすごいのだ!センス抜群!

錦織の足がガクットと滑った。大丈夫か?
1つブレーク・ポイント逃れた。

3回目のジュース、
エアーKドライブボレーからフォアハーフドロップボレーからフォアクロスウィナー。
手首でクリッと打つ。スーパーショットだあ~!

5回のジュース、
錦織のバックダウンザラインがアウト。
膝を押さえる錦織!大丈夫か?ブレークされる。

フェレールの第10ゲーム、
最後は錦織のフォアが大きくアウト。
残念。しかし、膝が完璧でない中、よく戦った。

2年連続8強入りはならなかったがベスト16は立派だ!

錦織のインタビュー
「最初からいいプレーができていたので、最初のゲームが取れていたら流れが変わっていた。
途中から打ってもミスが多くなって、攻撃的に行き過ぎミスが出た。」

「メンタル的に1ポイント取るのに苦労して、第2セットは特に1ポイントが取れない。
いいサービスも深く返ってくるし、ミスがないので大変だった。
勝つには相手より忍耐力が必要だった。
自分がそこまで行けなかった。足りなかった。」

「フェレールは今までやった中で一番強かった。
自分のいいプレーを持続させることはできなかった。
強かった。」

「今日は最後までできて良かった。
もっと何が必要かも見えてきた。
フェレールは本当にディフェンス力がある。
ツアーの中でも高い能力を持っているのを見習いたいと思う。」

「第3セットは最後まであきらめないということを考えた。」

錦織 圭 ブログ
錦織 圭 データー 1989年12月29日生まれ 23歳

大会データー:
2013オーストラリアン・オープン
会場:メルボルンパーク
メルボルン現地時刻(時差は+2時間)
期間:1/14 – 1/27, 2013

オーダー・オブ・プレー
ライブスコア
メルボルン現地時刻(時差は+2時間)

<男子4回戦>
○1)N Djokovic(SRB) 16 75 64 67(5) 12-10 ●15)S Wawrinka(SUI)
○5)T Berdych (CZE) 63 62 76(13) ●K Anderson(RSA)
○4)フェレール 62 61 64 ●錦織圭
○10)N Almagro(ESP) 62 51 ret. ●8)J Tipsarevic(SRB)

21)A Seppi(ITA) vs J Chardy(FRA)
3)A Murray(GBR) vs 14)G Simon(FRA)
7)J Tsonga(FRA) vs 9)R Gasquet(FRA)
2)R Federer(SUI) vs 13)M Raonic (CAN)

<3回戦>
○16)錦織圭 76(3) 62 63 ●E.DONSKOY(RUS)

<2回戦>
○16)錦織圭 76(7) 64 61 ●C. BERLOCQ(ARG)
○28)M.バグダディス(CYP) 36 63 62 62 ●伊藤竜馬
○7)ソンガ(FRA) 63 76(1) 63 ●添田豪

<1回戦>
○16)錦織圭 67(5) 63 61 63 ●V. HANESCU(ROU)
○伊藤竜馬 64 64 36 06 75 ●J. MILLMAN(AUS)
○添田豪 67(4) 63 62 63 ●L. SAVILLE(AUS)
男子ドロー
男子予選ドロー

(テニスジャパン 森下 泰 & 塚越 亘 CanonEos7D)