3月22日(金)、米国のマイアミで行われている ソニー・オープン(賞金総額約10億円)、錦織圭の初戦である2回戦が行われ、錦織は危なげなく勝利、32強となった。錦織の3回戦は現地24日(日)に行われる。対戦相手はベルギーの マリーゼ、52位のプレイヤー。32歳のベテラン、同じIMGアカデミーで練習している尊敬できる先輩格のプレイヤーだ。

<男子2回戦>
○13)錦織圭 63 63 ●HANESCU(ROU)

強かった。
余裕の勝利と言うか貫禄の勝利だった。体調はまだまだ完璧でないのに相手を寄せ付けなかった。

第1セットはいきなり、ハネスクのサーブをブレークする。
第5ゲームもブレークし、自分のサーブをキープ、5-1とする。
第8ゲームを錦織は落とし、5-3とするが、続くハネスクのサーブをブレーク、6-3で第1セットを取る。

第2セット
第2ゲーム、ハネスクのサービス・ゲームで40-15、そこから錦織はジュースに持ち込む、
長いジュース、ジュースの回数は5回、2度錦織はブレーク・チャンスを掴んだが、さすがベテラン・プロそう簡単には相手のペースにしない。ここが踏ん張りどころとキープする。
ハネスクのプレーレベルも上がり、錦織のダブルフォルトに乗じ、15でブレークする。

流れが変りそうな雰囲気。
やきもきして見ていたが、本人は後で、「ちょっと油断してしまったかも?」と。
心配無用だった。第4ゲームを1ポイント許しただけで、そして第6ゲームはなんとラブでブレーク。

サービィング・フォア・ザ・マッチの第9ゲームはなんとラブでキープして勝利した。

3回戦は同じIMGアカデミーで練習している先輩のマリーゼと対戦する。
14歳の頃、IMGアカデミーに来た時練習しもらって嬉しかったと言う尊敬する先輩プレイヤーだ。
今は錦織がそんな立場で世界を夢見てIMGにやってきたジュニア達の相手をしてあげているのだろう。

マリーゼは大きな観客席を挟んで隣のNO.1コートでフランスのシャディーと対戦していた。
NO.1コートのスコアーが大きな拡声器の声を通して聞こえてくる。
それが気にならなかったか?と聞くと、「(第2セットはマリーゼが)5-0と聞こえてきたので、凄いな!」と思ったと言う。

シャディーは、今年の全豪オープンでデルポトロ(アルゼンチン)などを破り初のグランドスラム8強入りを果したプレイヤーだ。
錦織は過去2度対戦し1勝1敗。初の対戦は2011年のここでの1回戦。その時はストレートで錦織が勝利しているが、2度目の対戦は昨年のATPメキシコ2回戦で対戦、錦織は何度もマッチポイントを握りながらも逆転負けした相手だ。

そのシャディーをマリーゼはストレートで破ってきているのであなどれない。興味深い試合になった。

大会名:ソニー・オープン・テニス
ATPカテゴリー:$5,300,000 ATP Masters
WTAカテゴリー:$5,200,000 WTA Premier
男女共に96ドロー、ハード
会場:キービスケーン マイアミ
マイアミ現地時間(時差-13時間)
期間:03/19-3/31,2013

オーダー・オブ・プレー
ライブ・スコア

<男子3回戦>
13)錦織圭 vs X. Malisse(BEL)

<男子2回戦>
○13)錦織圭 63 63 ●HANESCU(ROU)

<男子1回戦>
A.FALLA(COL) 75 61 添田豪
○Q)O. Rochus(BEL) 46 64 3-1ret. ●伊藤竜馬
男子本戦ドロー

錦織 圭 ブログ
錦織 圭 データー 1989年12月29日生まれ 23歳

添田 豪 ブログ
添田 豪 データー 1984年9月5日生れ 28歳

伊藤竜馬 ブログ
伊藤竜馬 データー 1988年5月18日生れ 24歳

森田あゆみ世界一と対戦!
<女子3回戦>

森田あゆみ vs 1)セリーナ・ウイリアムズ

<女子2回戦>
○森田あゆみ 76(2) 26 63 ●31)ウィックマイヤー
○19)ビィーナス・ウイリアムズ 76(3) 36 64 ●クルム伊達公子

<女子1回戦>
○森田あゆみ 16 75 64 ●H. WATSON(GBR)、39位、20歳、170cm、昨年のHPオ-プン大阪優勝者
○クルム伊達公子 62 60 ●C.SCHEEPERS(RSA)、61位、29歳、176cm
女子本戦ドローPDF版

森田あゆみ ブログ
森田あゆみ データー 1990年3月11日生まれ 23歳

クルム伊達公子 ブログ
クルム伊達公子 データー 1970年(昭45年)9月28日生まれ、42歳

<男子予選1回戦>
○15)DE BAKKER(NED) 60 60 ●西岡良仁
男子予選ドロー

<女子予選1回戦>
MATTEK-SANDS(USA) 64 46 76(5) ●土居美咲
女子予選ドロー

(記事写真 テニスジャパン 塚越 亘 CanonEos7D)