芝のウィンブルドンでの前哨戦、ドイツで行われているGerry Weber Openで錦織圭が初戦で敗れる波乱が起こった。第4シードの錦織は初戦である2回戦において31位、ロシアのユーズニーと対戦した。第1セットは芝でのプレーに慣れず、最初のサービス・キープのチャンスを逃すと0-5となる。第2セットになり錦織らしいプレーでタイブレークを取り、ファイナル・セットに。先にサーブをブレークされるが、ブレーク・バックのチャンスボールをミスしてしまった。
錦織を破ったユーズニーの最高ランキングは2008年8位。ツアー優勝8回。全豪、全仏、ウィンブルドンで8強になっている30歳のベテラン・プレイヤーだ。錦織、ラオニッチと初めて組んで出場したダブルスでは第1シードを破り8強になったが。

<シングルス2回戦>
●4)錦織圭 1-6 7-6(4) 3-6 ○M.Youzhny(RUS)

今年初めての芝でのシングルスに登場した錦織。
ユーズニーのサーブで始まる。
錦織は第2ゲーム、自分のサーブをジュースの末落とすと、第4ゲームも30で落としてしまう。
第5ゲームもユーズニーがキープ。
第2ゲーム、自分のサーブをキープするチャンスを逃すと第1セットはなんと0-5となってしまった。

ユーズニーのバックのダウン・ザ・ラインが冴え、0-15となるが、錦織はそこから4ポイント連取で1ゲームをやっと取る。

ユーズニーのサービィング・フォア・ザ・セット、30-30からサービス・エース、
セットポイントはラリー戦が続くが忍耐強くプレーしたユーズニーが競り勝つ。

「第1セットは様子を見る間もなく終わってしまった。」と錦織。

第2セット

やっとラブでキープ、反撃開始か?

ユーズニーはうまいタッチテニスそしてドロップ・ショットなどを使う。
「芝での初戦の相手としては、ユーズニーは強かった。ユーズニーにはかなりのショットで食い込まれた。」

3-3、錦織のサーブ、バックをロングにして30-40、
ユーズニーのリターンが芝で滑ったか?錦織はフォアをワイドにしてしまう。先にサービス・ダウン、3-4とピンチ!

ユーズニーのTへのファーストサーブをチャレンジするが、それはTにわずかにかかっている。ユーズニーから40-15だ。
ここから反撃が始まる。ユーズニーのダブルフォルトで40-30。
ジュースに持ち込み、2度目のジュースで2度目のブレーク・ポイント、
ナイスサーブから攻めそしてネットについたユーズニーを錦織はフォアのダウン・ザ・ラインパスを決めてついにブレーク・バック、4-4。

ナイスキープで遂に5-4と初めてリードする。

30-30、バックをロングにして、錦織にセットポイントが遂にきた!!
そこをユーズニーはナイスサーブとサービス・エースなのでキープ。5-5

6-6、タイブレークに

錦織、フォアのダウン・ザ・ラインを決めて1-0。
ユーズニーもダウン・ザ・ラインそしてスマッシュを決め3-3。

バックをネット、ミニブレークされ、4-3となるが、ミニブレークバックで4-4。

5-4、ユーズニーはバックをネット、6-4とセットポイントを掴む。
ユーズニーはフォアのダウン・ザ・ラインをロング、錦織が第2セットを取り返した。

第3セット

3-3、30-40と錦織にブレーク・ポイントがあったが、ユーズニーはキープ(錦織3-4)

攻める錦織、かわすユーズニー、長いラリー戦はユーズニーに、15-40とブレーク・ポイントを握られる。
30-40、錦織のフォアに回り込んだショットはアウト、ユーズニーが5-3とする。

5-3、ユーズニーのサービィング・フォア・ザ・マッチ、0-15
イージに見えたチャンスボールを錦織はアウトにしてしまう。0-30とならず、15-15だ。
このポイントは大きかった。
「芝での一つのポイントは本当に大きな流れを生む。
あのポイントを取っていれば0-40になっていたかもしれない。
でもあれがこの試合で唯一チャンスボールをミスした場面だったと思うし、あの緊張した場面では仕方ないかとも思う。」
と錦織はふりかえる。

ユーズニーは30-30からナイスサーブで40-30とマッチ・ポイントを握る。
フォアで攻めるユーズニー、錦織のショットはアウトに
錦織が初戦で敗れてしまった。

錦織圭 インタビュー
「第2セットからは良いプレーができ、リズムも出てきたけれど、(芝での試合は)1~2ポイントで(勝負の流れがかわり)勝ち負けが決まる。
その流れにのれなかったのが悔やまれる。」

「芝のプレーでの自分のフォアにバラつきがあるので、芝でのフォアの調整をもう少しやっていきたい。」

「いつもこの時期は(遅いクレー・コートから速い)芝へのアジャストにみんな苦労するので、自分もその内の一人。
今日の結果は、あまり考え過ぎないようにする。」

「クレーシーズンの結果には、ある程度は満足している。3回強い相手に勝てたので、レベルアップできた感じはある。
もう少しマスターズで勝てればというのはあるが、例年より良いクレーシーズンだった。」

自己最高ランキング13位について
「ランキングは、正直あまり気にしていない。
自分のおかれているこのあたりのランキングは、1つ2つは直ぐ変わると思う。
トップ10まであと3つだが、まだまだ遠いと思う。」
まだまだ体調が完璧ではない今の状態ではトップ10は現実的ではないが、体調が戻り自分のテニスができればトップ10入りはできると言う自信があるからこそ出た言葉だと感じた。

錦織 圭 ブログ
錦織 圭 データー 1989年12月29日生まれ 23歳

大会データー:Gerry Weber Open
男子ATP Tour:€800,000 ATP Tour 250 Halle
会場:Halle, Germany
日程:6/10 – 6/16,2013

オーダー・オブ・プレー
ライブスコア
ドイツ現地時刻(時差は-7時間)

<シングルス2回戦>
●4)錦織圭 16 76(4) 36 ○M.Youzhny(RUS)
ドロー
ドローPDF

<ダブルス準々決勝>
●錦織圭/Raonic(CAN) 26 57 ○Kohlschreiber(GER)/Youzhny(RUS)

<1回戦>
○錦織圭/Raonic(CAN) 67(4) 76(5) 10-3 ●1)Qureshi(PAK)/Rojer(NED)
ダブルスドロー

(記事 テニスジャパン 塚越 亘 協力 内田暁 photo Hiroshi Sato/TennisJapan)