17日、最新の男子テニス世界ランキングが発表され、錦織圭が自身最高となる11位となった。もし錦織がトップ10入りを果たすと、日本男子としては1973年のコンピューターランキング導入後で史上初、アジア人男子としては2003年のパラドーン・スリチャパン(タイ)以来の快挙となる。

錦織は先週出場したゲリー・ウェバー・オープンでは、初戦となった2回戦でミハイル・ユージニー(ロシア)に敗れてランキング・ポイントの上乗せがなかった。

しかし、昨年のゲリー・ウェバー・オープン準優勝で同ランク11位だったトミー・ハース(ドイツ)がベスト4で敗退。先週12位だったマリン・チリッチ(クロアチア)は、昨年優勝したAEGON選手権で今年も決勝に進出したものの、アンディ・マリー(英国)に敗れて準優勝と、上位だった2人がともにランキング・ポイントを失ったため、錦織のランクアップとなった。

この結果、来週から始まるウィンブルドンで錦織が上位12シードに入る可能性が濃厚となった。このシード順に入ると、上位4シードとの対戦は最短でも準々決勝からとなる。