24日に開幕する今年3大会目のグランドスラムであるウィンブルドンのシード順位が発表され、錦織圭は四大大会では自己最高となる第12シードに選出された。ウィンブルドンは他の四大大会と違い独自のシード順位を採用しており、通常の世界ランキング通りにシード順位が決まらないのが特色となっている。

シード順位を決める基準は通常のランキングポイントに加えて、過去12カ月での芝コート大会での獲得ポイント全てと、さらに12カ月さかのぼって最高の成績を残した芝コート大会1大会で得たポイントの75%が加算されたポイントとなっている。

錦織は今週発表された世界ランキングで自己最高位となる11位となっていたが、同12位のマリン・チリッチが過去の芝コートの大会で好成績を残しており第10シードとなったため、錦織は現在のランキングよりも低い第12シードとなった。

上位陣では、第1シードに2011年のチャンピオンであるノバク・ジョコビッチ、第2シードに昨年のファイナリストでロンドン五輪金メダリストのアンディ・マリー、第3シードにディフェンディング・チャンピオンであるロジャー・フェデラー。そして、第4シードに先の全仏オープンで準優勝を飾ったダビド・フェレールが入った。

全仏オープンで史上初となる8度目の優勝を果たしたラファエル・ナダルは第5シードとして出場となる。ナダルがトップ4シード外でグランドスラムに出場するのは、ノーシードだった2005年の全豪オープン以来となる。