29日、テニスのグランドスラムである全米オープンは大会4日を迎え、女子シングルス2回戦が行われた。センターコートであるアーサー・アッシュ・スタジアムでは、第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(31歳、米国)、第6シードのキャロライン・ウォズニアッキ(23歳、デンマーク)らが勝ち進んだ。

今年は全仏オープンを含む8大会でタイトルを獲得しているセリーナ、年齢とはただの数字と言わんばかりにこれだけの成績を残すのは、女子選手としては異例ともいえる。今大会のディフェンディング・チャンピオンであるセリーナは、世界ランキング77位のガリナ・ヴォスコボエバ(28歳、カザフスタン)を6-3、6-0で圧倒、地元ファンの声援に応えた。

「ベストを尽くすだけ」と自らのプレーについて語るセリーナだが、いまだに女子ツアーでトップクラスの破壊力を誇るサーブとストロークは健在。タイトルを狙うライバルたちに好調さをアピールした。

かつては世界ランク1位の座につきながらも、グランドスラムのタイトルを獲得できなかったウォズニアッキ。この日はナイトセッションに登場すると、シャネル・シェパーズ(29歳、南アフリカ)に6-1、6-2で快勝、3回戦に進出している。敗れたシェパーズは、今大会のダブルスに青山修子(25歳)とのペアで出場している。

この日のセンターコート第1試合では、第4シードのサラ・エラニ(26歳、イタリア)とフラビア・ペンネッタ(31歳、イタリア)が対戦、2009年にイタリア人女子として初めてトップ10入りを果たしていたペネッタが6-3、6-1で勝利する番狂わせが起きている。

この他の試合では、第2シードのビクトリア・アザレンカ(24歳、ベラルーシ)、第13シードのアナ・イバノビッチ(25歳、セルビア)、第9シードのエレナ・ヤンコビッチ(28歳、セルビア)ら、新旧女王が3回戦に進出している。ヤンコビッチは3回戦で、予選から勝ち上がってきた奈良くるみ(22歳)と対戦する。

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