2013年東レPPO、日本からはクルム伊達公子、森田あゆみ、奈良くるみ、土居美咲、そして予選から勝ち上がった19歳の尾﨑里紗が挑戦した。クルム伊達、森田、土居が2回戦へ進出、9月24日、2回戦が行われ、クルム伊達は2011年のUSオープンチャンピオン、オーストラリアのストーサに対してレベルの高い1ポイント、1ポイントがどちらに転ぶかわからない攻防の大接戦を繰り広げた。森田も持ち前の攻撃的なストロークで2008年のNO.1プレイヤー、現10位のヤンコビッチを苦しめる接戦を挑んだのだが、共に惜敗した。土居は21位のクレステイアに敗れ、ダブルス出場の青山修子組、クルム伊達組も敗れ日本勢は全て姿を消した。

<2回戦>
S.STOSUR(AUS) 63 76(2) ●クルム伊達公子

お互いに持ち味を発揮した素晴らしい試合だった。
クルム伊達はライジング、早い打点から積極的に攻める。しかも難しいところにピンポイントで。

今は17位だが、USオープン・チャンピオンのストーサーは持ち前のパワーで容赦なく攻めていく。

ストーサーのパワーサーブに伊達はタイミング良いナイス・リターンを、
グリグリ、極端に落ちてくる高弾道トップスピンには、それを押えこみ、コースを狙う。

第2セット、伊達は先にブレークに成功4-2とし、5-2となるゲームポイントもあったがストーサーにブレーク・バックされる。
しかし第8ゲームをまたブレーク、5-3と先行したのだが、セットを取れずタイブレーク。
レベルの高いスリリングな試合だった。
クルム伊達ストーサー戦ビデオ・ハイライト

クルム伊達公子 ブログ
クルム伊達公子 データー 1970年(昭45年)9月28日生まれ、42歳

<2回戦>
J.JANKOVIC(SRB) 64 61 ●森田あゆみ

第1セット、1-4から4-4にするなど積極的な攻撃テニスを展開した森田。このようなプレーができればトッププレイヤー入りできるだろう。早く腰痛が治る事を祈る。

ヤンコビッチは森田の攻撃を上回るしぶとさと攻撃で森田のテニスをかわした。
森田ヤンコビッチ戦ビデオ・ハイライト

森田あゆみ ブログ
森田あゆみ データー 1990年3月11日生まれ 23歳

<2回戦>
S.CIRSTEA(ROU) 61 62 ●W)土居美咲

1回戦は逆転勝ち、2回戦も良いプレーはしたが、なかなかゲームが取れず敗退。
土居美咲ブログ
土居美咲 データー 1991年4月29日生れ 22歳

奈良くるみ
1回戦では第1セットを取り、第2セットでもチャンスがあったが19歳のスビトリアに敗れた。
しかしUSオープンでは予選を勝ち上がり3回戦へ進出、テニスは見違えるほど良くなっている。
奈良くるみ データー 1991年12月30日 21歳

尾﨑里紗
予選を勝ち上がり見事本戦入りした尾﨑里紗、これでWTAタスケント、WTA韓国オープンと3大会連続で厳しい予選突破だ。
尾﨑里紗 JTAデーター
尾﨑里紗 WTAデーター、1994年4月10日生まれ、19歳

東レPPO
有明コロシアム

<2回戦>
S.STOSUR(AUS) 63 76(2) ●クルム伊達公子
J.JANKOVIC(SRB) 64 61 ●森田あゆみ
S.CIRSTEA(ROU) 61 62 ●W)土居美咲
東レPPO2回戦ハイライト

<1回戦>
○クルム伊達公子 62 41ret ●Q)A.Rodionova(AUS)
○森田あゆみ 76(4) 63 ●L.Robson(GBR)
○W)土居美咲 67(3) 60 75 V.Lepchenko(USA)
E.Svitolina(UKR) 26 75 63 ●W)奈良くるみ
S. Peng(CHN) 62 61 ●Q)尾﨑里紗
本戦ドロー
予選ドロー
ダブルス・ドロー
オーダー・オブ・プレー
ライブスコア

9月30日からは錦織圭参戦、楽天ジャパンオープン

(記事 塚越 亘 写真 伊藤功巳、鯉沼宣之 TennisJapan テニスジャパン