ぺトラ・クビトバ

27日、女子テニスツアーの東レ パン・パシフィック・オープンはシングルス準決勝が行われ、第7シードのぺトラ・クビトバと第5シードのアンゲリク・ケルバーがそれぞれ勝利、決勝に進出した。

まず最初に決勝進出を決めたのは、ビーナス・ウィリアムズとのウィンブルドン女王対決を制したクビトバ。今大会ここまで好調なプレーを続けるビーナスに対し、第1セットを失うも、3-6、6-3、7-6(2)と2時間を超える接戦を制した。

ビーナス・ウィリアムズ
雨天によるスケジュールの乱れにより、前日に2試合をこなしていたクビトバに対し、ビーナスが試合開始直後から仕掛け、第1セット第2ゲームで早々とブレークを奪う。しかし、直後の第3ゲームでクビトバがブレークバックに成功する。だが、第6ゲームでビーナスが0-40と大きなブレークチャンスをつかむと、デュースまで粘ったクビトバを引き離したビーナスが再びブレークに成功、そのままセットを先取する。

第2セットも緊張の展開が続く中、第4ゲームでクビトバがブレークに成功すると、その後はお互いにサービスキープが続き、セットオールとなる。第3セットはともにブレークチャンスがありながらも、あと1本が出ずタイブレークへ。そのタイブレークでは一気に6ポイントを連取したクビトバがビーナスを突き放し、今大会初となる決勝進出を決めた。

アンゲリク・ケルバー

続いて行われたシングルス第2試合では、ケルバーが第4シードのキャロライン・ウォズニアッキを6-4、7-5のストレートで撃破。一昨年は予選から出場し2回戦敗退、昨年はベスト4だったケルバー。一歩ずつステップアップしてきた彼女、今年は元女王のウォズニアキを下し、決勝の舞台へと駆け上がった。

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