男子テニスの元世界ランク3位であるダビド・ナルバンディアン(31歳、アルゼンチン)が、13年のプロ生活に幕を下ろし、現役を引退することを発表した。ナルバンディアンはこれまでに11大会でタイトルを獲得していた。

今シーズンは3月のマイアミ・マスターズを最後に大会に出場していないナルバンディアンは、「僕は試合できるけど、僕の肩はキャリアを続けさせてはくれなかったよ」と、引退の決断を下した理由に肩の怪我を挙げている。

「多くをもたらしてくれたスポーツからの引退を発表するのは、辛いことです。とても感謝しています」

2000年にプロデビューしたナルバンディアンにとって、最大のタイトルと言えるのが2005年のツアー最終戦。5セットマッチで行われた決勝で当時世界ランク1位だったロジャー・フェデラーをフルセット破り、タイトルを獲得していた。

またグランドスラムでは、2002年のウィンブルドンで決勝に進出したほか、2006年の全豪オープン、2002年の全仏オープン、そして2003年のUSオープンでベスト4に進出している。

デビスカップにも積極的に参加していたことで知られるナルバンディアンは、母国アルゼンチンを3度の決勝に導いたが、最後までタイトルとは無縁のまま引退となった。

ナルバンディアンは今後、引退を記念したエキシビションマッチを行うことも発表している。イベントは11月21日に行われ、対戦相手にはラファエル・ナダルが登場する予定とのこと。

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