10月4日(金)、楽天ジャパンオープン5日目。準々決勝が行われ、第1シードのデルポトロ、第3シードのラオニッチは準決勝に進出したが、昨年のチャンピオン、第4シードの錦織圭は残念ながら第6シードのアルマグロ(スペイン)に敗れた。
第1セットは2アップ、4-1とリードしていた錦織、セットポイントも1度あったがタイブレークで落とす。第2セットはオープニング・ゲームを落とし苦しい展開だったが、土壇場でブレーク・バック、セットオールに持ち込む。ファイナル・セットは一進一退、互いに左右に打ち合うストローク戦はコートいっぱいを使う。1ポイント、1ポイントに観客からは驚嘆のさけびと錦織のミスにため息が入り混じる。勝負はどちらに転ぶかわからない展開だったが、第9ゲーム、錦織に異変が、「腰が、打った後にポジションに戻れないくらい痛くなった」。残念ながら最後は本来の力が出しきれず敗れ去った。「結果がすべて。」と錦織、7日から始まるATPマスターズ上海大会に出場のため、翌5日、土曜日の朝、羽田から上海に旅立った。錦織の公式戦は上海を含め3試合続く。

<準々決勝>
●4)錦織圭 6-7(2) 7-5 3-6 ○6)N.Almagro(ESP)

トスに勝った錦織はレシーブを選ぶ。アルマグロのサーブで始まる。
いきなり凄いラリー戦、錦織はアルマグロのボールにはじかれる。アルマグロはラブでキープだ。

対する錦織はダブルフォルトでスタート、30-40とブレーク・ポイントを握られたが3ポイント連取しキープする。

第3ゲーム、バックのトップスピンロブで最初のポイントを取った錦織、
30-30からバックのダウン・ザ・ライン、しっかり構えてからのフォアのエアーKを決めてブレークに成功する。(錦織2-1)

第4ゲーム、アルマグロに攻められるが、バックのパッシング・ショットを決め、30-0、
錦織のドロップ・ショットをアルマグロはドロップ・ショット返し、それを錦織は落ち着いてチョコンとあっちむいてホイ・ショットでアルマグロがいないところに決めた。40-0。

錦織のクロスをアルマグロはもっとクロス深くに決める。錦織はラケットを上げ、相手のナイスショットを称える。良いシーンだ。
30でキープし、3-1。

今日の錦織は1、2回戦を苦労しながら勝ち上がった事で、良い意味で吹っ切れたのだろう。
動きは良いし、錦織らしい素晴らしいテニスをしている。
第5ゲームも1ポイント許しただけで、ブレークに成功、2ブレーク、4-1とする。

錦織4-1、錦織のサーブ、最初のポイトは取った錦織だったが、
「1-4とリードされたときに、もっとアグレッシブなプレーをしようとした」とアルマグロ。
リターンから攻められ、15-40、バックのダウン・ザ・ラインは押えがきかず、4ポイント連続で落としてしまう。(錦織4-2)

4-3、錦織のサーブ、見応えのある凄いラリー戦が続く。
そのラリー戦に打ち勝った錦織は「ィエ~イ!」とガッツ・ポーズ、30-0。
15でキープし、5-3とした。

5-4、錦織のサービィング・フォア・ザ・セット、40-30とセットポイント
十数回のラリー戦、錦織のボールは惜しくもロングになり、ジュース。
深いボールを打たれ、それをネットにしてしまう錦織。5-5と追いつかれてしまった。

タイブレークに
アルマグロは松岡修造が得意としていたフォアのアングルへの修造サービス・エースで最初のポイントを取る。
なんとこのタイブレークで3本のサービス・エースを決める。

対する錦織は2つのミニブレークを許してしまう。

6-2のセットポイント、錦織のフォアのリターンはネットの上部にあたり綱渡りするがネットを越えない。
第1セットは2ブレーク・アップから負けてしまった。

第2セット

錦織、ダブルフォルトから始まり4ポイント連続で落とす。

第8ゲーム、アルマグロのサーブ、修造サーブを錦織はやっと返す、
そのボールはフラフラとロブのようになり、やっとネットを越す、アルマグロはそれをグランド・スマッシュ、
しかしなんとそれをネットにしてしまう。

動揺したかアルマグロはフォアのクロスをワイドし、0-30、
バックをロングにし、15-40、
やっと返球された短めのボールをまたロング、錦織がブレーク・バック、3-5になりそうな展開を4-4とした。

第12ゲーム、アルマグロのサーブ、5-6、
ラリー戦、センターにきたボールを錦織はフォアに回り込みクロスで打ち、ライン上に決めた!アルマグロは動けない。0-15、
リターンをバックでダウン・ザ・ラインに決め、0-30、
前に出る錦織、アルマグロのパスはネット、0-40とセットポイント

ドライブボレー、サービス・エースでアルマグロもしぶとくプレー、30-40。
セカンドサーブを錦織はバックのダウン・ザ・ラインに叩く、アルマグロはラケットを伸ばしショップし返そうとするがネット!
7-5、錦織が第2セットを取り返した。

ファイナル・セット

凄いバトルだ!
これだけの観客を前に最高の戦いを繰り広げる二人。
観客もこの試合にのめり込んでいる。

気になるのは1-2のコートチェンジで錦織がトレーナーを呼んだ。
左腰の部分を捻り、マッサージをしてもらっていた。試合時間も2時間になろうとしている。

サービス・キープが続く錦織から3-3のサービス・ゲーム、
30-30、セカンドサーブをバックの逆クロスで叩かれ、錦織はフォアのスライデングで返そうとしたがネット、30-40、
ブレーク・ポイント、12回目のショット、バックの逆クロス、ダウン・ザ・ラインを打たれバランスを崩す錦織、
次のボールも返そうとするが、ワイド、サーブを落としてしまった。(錦織3-4)

続くゲーム、錦織はリターンから積極的に攻め、15-30とするが、
アルマグロはこのゲーム、3本のサービス・エース、30でキープする。(錦織3-5)
背中から腰の部分を気にしている錦織の動きが気になる。

錦織のサーブ、最初のポイント、錦織の動きがおかしい、ちゃんと追えない。
サーブが思い切り打てないようだ。
それでもどうにかしようと戦ったが、0-40、
ラリー戦後、最後のドロップ・ショットがネットになり、錦織は残念ながら敗れ去った。

松岡修造からのコート上のインタビューで
「勝ってゴメンナサイ、次の試合は僕に声援をして欲しい。」と日本のファンの前で錦織に勝ってしまった事を素直に語るアルマグロ、憎めないハードワーカー。
「メンタル強かったアルマグロのナイスプレーに拍手」、大きな拍手がいつまでも続いていた。

錦織 圭 ブログ
錦織 圭 データー 1989年12月29日生まれ 23歳

楽天ジャパンオープン
$1,500,000 ATPTour500 JapanOpen
会場:有明コロシアム
期間:9/30 – 10/06,2013

オーダー・オブ・プレー
ライブ・スコア

<準決勝>
1)del Potro(ARG) vs 6)N.Almagro(ESP)
3)M.Raonic(CAN) vs I.Dodig(CRO)

<準々決勝>
○1)del Potro(ARG) 46 64 62 ●A.Dolgopolov(UKR)
○6)N.Almagro(ESP) 76(2) 57 63 ●4)錦織圭
○3)M.Raonic(CAN) 63 63 ●L)L.Lacko(SVK)
○I.Dodig(CRO) 62 76(3) ●J.Nieminen(FIN)

<2回戦>
○1)del Potro(ARG) 62 62 ●C.Berlocq(ARG)
○Dolgopolov(UKR) 63 76(2) ●8)J.Tipsarevic(SRB)
○4)錦織圭 76(4) 60 ●F.LOPEZ(ESP)
○6)N.Almagro(ESP) 64 62 ●H.Zeballos(ARG)

○L)L.Lacko(SVK) 75 64 ●Q)Roger-Vasselin(FRA)
○3)M.Raonic(CAN) 64 63 ●J.Chardy(FRA)
○J.Nieminen(FIN) 67(4) 64 62 ●L)Przysiezny(POL)
○I.Dodig(CRO) 64 76(5) ●2)J.Tsonga(FRA)

<1回戦>
○4)錦織圭 67(4) 75 62 ●J.MELZER(AUT)
○3)M.RAONIC(CAN) 64 76(0) ●添田豪
I.DODIG(CRO) 63 61 ●杉田祐一
F.LOPEZ(ESP) 46 75 63 ●伊藤竜馬
本戦ドロー
予選ドロー

<ダブルス1回戦>
○3)DODIG(CRO)/MELO(BRA) 64 61 ●錦織圭/内山靖崇
○MURRAY(GBR)/PEERS(AUS) 63 62 ●添田豪/伊藤竜馬
ダブルスドロー

添田 豪 ブログ
添田 豪 データー 1984年9月5日生れ 29歳

伊藤竜馬 ブログ
伊藤竜馬 データー 1988年5月18日生れ 25歳

杉田祐一 ブログ
杉田祐一 1988年9月18日生れ 25歳

内山靖崇 データー1992年8月5日生まれ、21歳
全日本人男子プレイヤーATPランキング

(記事 塚越 亘 写真 伊藤功巳 TennisJapan テニスジャパン