12日、大阪の靱テニスセンターにて開催されている世界ツアー大会、HPジャパン女子オープン(ハードコート)の大会6日目、女子シングルス準決勝とダブルス準決勝が行われた。

世界ランク87位の奈良くるみ(21歳)は、ユージェニー・ブシャール(19歳、カナダ)と対戦したが、2-6、2-6で敗退した。

試合後の会見で奈良は、「プシャールは自分が良いボールを打った後のポジショニングが良く、見習うべきプレーが多かった。しぶとく、攻撃的でミスが少なく、どうやってポイントを取ろうか悩んでるうちに、ポンポンとポイント取られてしまった。自分もミスを少なくというのは考えているので、その中に、もう少し攻撃性を取り入れていきたい」と語った。

決勝に進出するプシャールは、自身初となるWTAツアー決勝について「とても楽しみ。優勝するためにがんばってきた。更に相手がストーサーという、とても優秀な選手なので、たくさんの観客の前で、がんばりたい。少し緊張はしますが、プレッシャーはありません。常に成長できるように、明日の試合も楽しみたい」と述べた。


同20位で第3シードのサマンサ・ストーサー(29歳、オーストラリア)は、同39位のマディソン・キーズ(19歳、米国)と対戦し、6-1、6-2のストレートで快勝。自身3度目となるHPオープン決勝進出を決めた。

試合後の会見でストーサーは「3度目の決勝2年前のようではなく、5年前のように優勝したい」と決勝の抱負を述べた。

ストーサーは、張帥(24歳、中国)とのペアでダブルスでも決勝に進出している。

明日のシングルス決勝は、正午から大阪の靭テニスセンターにて行われる。

HPオープン

シングルス
決勝

サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[3] vs ユージェニー・ブシャール(カナダ)[5]

準決勝

サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[3] 6-1 6-2 ●マディソン・キーズ(米国)
○ユージェニー・ブシャール(カナダ)[5] 6-2 6-2 ●奈良くるみ[WC]

準々決勝

奈良くるみ[WC] vs ポロナ・ヘルツォグ(スロベニア)
土居美咲 vs サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[3]

2回戦

土居美咲 7-6(3) 6-4 ●クルム伊達公子

奈良くるみ[WC] 7-5 7-6(4) ●モニカ・ブイグ(プエルトリコ)[8]

1回戦

〇クルム伊達公子 6-4 6-4 ●ローラ・ロブソン(英国)
奈良くるみ[WC] 6-3 6-2 ●カロリン・ガルシア(フランス)
土居美咲 6-1 6-2 ●シルビア・ソレルエスピノサ(スペイン)

ダブルス
決勝

サマンサ・ストーサー(オーストラリア)/張帥(中国) vs クリスティナ・マダナビッチ(フランス)/フラビア・ベネッタ(イタリア)[2]

準決勝

○クリスティナ・マダナビッチ(フランス)/フラビア・ベネッタ(イタリア)[2] 6-2 6-4 ●土居美咲宮村美紀

準々決勝

土居美咲宮村美紀 def. ●ヴァルヴァラ・レプチェンコ(ウズベキスタン)/サイサイ・ジェン(中国)
○サマンサ・ストーサー(オーストラリア)/張帥(中国) 6-7(6) 6-3[10-5]●ラケル・コップスジョーンズ(米国)/アビゲイル・スピアーズ(米国)

1回戦

土居美咲宮村美紀 7-6(5) 6-2 ●ジョアナ・ラーソン(スウェーデン)/モールトン・レビー(米国)
〇ヴァルヴァラ・レプチェンコ(ウズベキスタン)/サイサイ・ジェン(中国) 6-7(2) 6-2[ 10-5] ●奈良くるみ尾﨑里紗[WC]
ラケル・コップスジョーンズ(米国)/アビゲイル・スピアーズ(米国)[2] 6-3 6-4 ●クルム伊達公子/シャネル・シェパーズ(南アフリカ)

※写真:決勝進出を決めたユージェニー・ブシャール(上段)
同じく決勝進出を決めたサマンサ・ストーサー(下段)