14日、オーストラリアのメルボルンで開催されているテニスのグランドスラムである全豪オープンは女子シングルス1回戦が行われ、奈良くるみ(22歳)は彭帥(ポン・シュアイ)(28歳、中国)を7-5、4-6、6-3のフルセットで破り、今大会では自身初となる2回戦へ駒を進めた。

2005年からコンスタントにグランドスラムに出場している実力者ポンに対し、奈良は第1セット序盤からリードを奪う。対するポンもリードされるたびに追いつくが、第1セット終盤で3度目のブレークに成功した奈良がセットを先取する。

第2セットは序盤でお互いに1ブレークずつ成功すると、その後はサービスキープが続く展開に。しかし、奈良のサービスゲームとなった第10ゲームでブレークに成功したポンがセットを奪取。試合はファイナルセットに突入する。

ファイナルセットで奈良はポンに2度のブレークを許してしまうも、このセットだけで4度のブレークに成功。最後の第9ゲームでも、粘るポンを振り切ってのブレークとなり、2時間49分のマラソンマッチを制した。

昨年の全米オープンに続き、グランドスラム2大会連続での初戦突破となった奈良は、2回戦で第32シードのマグダレナ・リバリコワ(25歳、スロバキア)とアンドレア・ペトコビッチ(26歳、ドイツ)の1回戦の勝者と対戦する。