9日、男子テニスツアーの下部大会で、オーストラリアのアデレードで開催されているウエストレイク・チャレンジャーはシングルス決勝が行われ、第3シードの伊藤竜馬(25歳)は、第1シードのブラッドリー・クラーン(23歳、米国)と対戦したが、3-6、6-7(9)のストレートで敗れ、今季初タイトルはおあずけとなった。

第1セットでは3本のブレークチャンスがありながらもブレークにつなげられなかった伊藤は、世界ランク80位のクラーンに1チャンスを生かされ、セットダウンとリードを許す。第2セットはお互いに2度のブレークに成功しながらも、ともに決定的なリードを奪えないままタイブレークに突入。ここでも接戦が続いたが、最後はクラーンが抜け出し、1時間32分で勝利した。

2012年には自己最高となる世界ランク60位を記録し、ロンドン五輪に日本代表として出場した伊藤。一時は191位までランキングを落としたが、現在は166位とトップ100復帰を目指している。

ウエストレイク・チャレンジャー

シングルス
決勝

○ブラッドリー・クラーン[1] 6-3 7-6(9) ●伊藤竜馬[3]

準決勝

○伊藤竜馬[3] 3-0 ret. ジェームス・ダックワース[2]
○ブラッドリー・クラーン[1] 6-3 6-4 ●守屋宏紀[4]

準々決勝

○伊藤竜馬[3] 6-1 6-2 ●マーベリック・バーンズ
○守屋宏紀[4] 6-4 1-6 6-3 ●マシュー・バートン

2回戦

○伊藤竜馬[3] 6-2 6-4 ●バレリー・ルドネフ
○守屋宏紀[4] 6-1 6-3 ●マーク・ポルマン

1回戦

○伊藤竜馬[3] 5-7 7-6(5) 6-1 ●クリストファー・オコネル[W]
○守屋宏紀[4] 7-6(2) 2-6 7-6(3) ●アレックス・ボルト
○ジェームス・ダックワース[2] 7-6(2) 7-6(2) ●松井俊英
○ベンジャミン・ミッチェル 6-1 6-3 ●井藤祐一
○ルーク・サビール 6-3 6-4 ●関口周一

ダブルス
準々決勝

○デーン・プロポギア/ホセ・ステイサム[3] 6-3 3-6 10-6 ●伊藤竜馬/守屋宏紀

1回戦

○伊藤竜馬/守屋宏紀 6-4 6-4 ●ライアン・エイガー/セバスチャン・ベイダー
○ブラッドリー・モスレイ/キャメロン・ノリエ 6-3 6-4 ●松井俊英/ダナイ・ウドムチョク
○マット・レイド/ジョン・パトリック・スミス[1] 4-6 7-5 10-6 井藤祐一/関口周一