今季2大会目のグランドスラムとなる全仏オープンが、25日にパリ郊外のローランギャロスで開幕。シングルス1回戦が行われ、世界ランク4位、ロジャー・フェデラー(32歳)は、同ランク87位のルーカス・ラコ(26歳)と対戦し6-2、6-4、6-2で勝利し2回戦進出を果たした。

フェデラーは、サービスエース7本、40本のウィナーを決めるなど好調なプレーでストレート勝ちし2回戦進出を果たした。第1セットでは華麗なバックハンドスライスから対戦相手の浅いボールを誘い出し回り込みフォアハンドでエースを奪うなど圧倒し6-2で先取、第2セットではリードを許すも逆転すると、フォア、バックともにドロップショットが冴え、最後は鮮やかな回り込みのフォアハンドエースで勝利を決めた。
 
これで今シーズンのフェデラーは、28勝6敗。今年は前半からドバイで優勝を果たすと、レッドクレーでのモンテカルロ大会でも準優勝の好成績を残している。2回戦では世界ランク109位、予選上がりのディエゴ・セバスチャン・シュワルツマン(21歳、アルゼンチン)と対戦する。

記事:長嶋秀和