6日、テニスのグランドスラムである全仏オープンは車いすテニス部門の女子シングルス決勝が行われ、第1シードの上地結衣(20歳)がアニーク・ファンクート(23歳、オランダ)を7-6(7)、6-4のストレートで破り、自身初となる四大大会でのシングルス優勝を成し遂げた。

今年の全豪オープンで自身初となるグランドスラム決勝進出を果たしたものの準優勝に終わっていた上地は、それ以降シングルスで連勝を重ね、5月のジャパンオープンで大会2連覇を果たし、世界ランク1位も経験していた。

今大会では準決勝を逆転で突破すると、この日の決勝でも接戦を勝ち切り、1時間45分で嬉しいビッグタイトル獲得となった。この試合の前に行われていた男子シングルス決勝では、国枝慎吾(30歳)がタイトルを獲得しており、日本勢の男女アベック優勝の快挙達成となった。

またダブルス決勝では、第2シードの上地/ジョーダン・ホワイリー(21歳、英国)組が第1シードのオランダペアを7-6(3)、3-6、[10-8]で退け優勝。上地は単複2冠の達成となった。