テニスのグランドスラム今季3大会目となるウィンブルドンが23日から7月6日まで英国・ロンドンで開幕。男子シングルス3回戦が行われ、第5セット途中で日没サスペンデッドとなった第10シードの錦織圭は、世界ランキング132位のシモーネ・ボレリ(イタリア)と対戦し3-6、6-3、4-6、7-6、6-4で勝利し初のベスト16入りを果たした。

錦織は、サービスエース12本、ファーストサービスが入った時に84%の高い確率でポイントを奪うなど7本のネットプレー、39本のウィナーで接戦に勝利した。「1番はホッとしている。勝った時は嬉しかった」と錦織。ミドルサンデーを挟んだ2日間は「ストレスだった」、集中しまたリラックスにつとめ難しかったという。

4回戦では第8シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦する。また試合後、「リターンが1番のカギ、リターンゲームでプレッシャーを与えることができればチャンスがある」とベスト8進出をめざし明日に向けて練習コートで調整した。

ウィンブルドン 2014

シングルス
3回戦

錦織圭[10] 3-6 6-3 4-6 7-6 6-4 ●シモーネ・ボレリ(イタリア)

2回戦

錦織圭[10] 6-3 6-2 6-1 ●デニス・クドラ(アメリカ)

1回戦

錦織圭 6-4 7-6(5) 7-5 ●ケニー・デ シェパー(フランス)

※カッコ[ ]内数字はシード順位、Q:予選通過者、WC:主催者推薦出場、SE:予選免除、LL:予選敗者からの繰上

記事:長嶋秀和