10月2日(木)楽天ジャパンオープン4日目。今日も超満員の有明コロシアム。
錦織圭の2回戦などが行われ、錦織はアメリカのD.ヤングを6-4,7-6(7-4)のストレートで破り3年連続8強となった。
ヤングは錦織と同じ1989年生まれ、14歳でプロ宣言、ジュニアのグランドスラム大会などに優勝、ジュニアNO.1だった。錦織のジュニア時代の最高ランキングは7位。ジュニア時代から同じ土俵で戦っていたライバルだ。

そんな事もあるのだろうか?今日の錦織のプレーは昨日のプレーに比べ精細がない。
それでも第1セットは第5ゲームをブレークして第1セットを6-4で取る。

第2セットも苦しい展開、連戦からの疲れもあるのだろう。崩れそうな時にヤングの荒いプレーに助けられる。
もしヤングの調子が今年オーストラリアン・オープンで対戦した時と同じぐらい良かったら負けてしまったのではないだろうか?
ヤングは焦って攻撃をし、チャンスボールをミスする場面が多かった。

それでも錦織が勝てたのは錦織の強さの一つ精神力だろう。
1ポイント、1ポイントに集中してプレーに集中する。

その象徴が最後のポイントだろう。
タイブレーク、7-4で勝ちを決めたのに、勝利のガッツポーズはなく次のプレーの姿勢に入る。
「まだ5-3から6-3(でマッチポイントを握った)と思っていた。」と後で言う。

歓声で気づき、照れながらヤングと握手する錦織だった。

錦織はこれで順当に3年連続でベスト8になった。
しかしこの日の最終試合で予定されていたダブルス準々決勝は大事をとって棄権。

マレーシアオープンからの連戦の疲れが錦織の右でん部に痛みとして出てきたのだ。
「体が100%ではなかったので、集中を保つのも難しいかった」と錦織。

準々決勝で錦織はまたジュニア時代からのライバル、フランスのシャディーと対戦する。
シャディーは2歳上の87年生まれ、ジュニア時代から対戦があり、錦織は通算1勝5敗とシャディーを苦手としている。

これからの試合は対戦相手ではなく自分自身との闘いになるだろう。

こう書くのは簡単だが、実際にやるのは難しい。

頑張れ錦織圭!

大会データー:楽天ジャパンオープン
ATPカテゴリー:$1,400,000 ATPTour500 JapanOpen
賞金総額:約1億円6千万円
優勝賞金:2千5百万円
32ドロー、ハード・コート
会場:有明コロシアム
期間:9/29-10/05,2014

オーダー・オブ・プレー
ライブ・スコア

<準々決勝>
B.Becker(GER) vs J.Sock(USA)
4)錦織圭 vs J.Chardy(FRA)
3)M.Raonic(CAN) vs D.Istomin(UZB)
G.Simon(FRA) vs S.Johnson(USA)

<2回戦>
B.Becker(GER) 63 63 ●伊藤竜馬
〇J.Sock(USA) 63 16 75 ●A.Golubev(KAZ)
〇4)錦織圭 64 76(4) ●D.Young(USA)
〇J.Chardy(FRA) 64 64 ●7)K.Anderson(RSA)

〇D.Istomin(UZB) 64 76(5) ●Q)M.Przysiezny(POL)
〇3)M.Raonic(CAN) 64 63 ●J.Melzer(AUT)
〇GSimon(FRA) 46 76(1) 63 ●G.Muller(LUX)
〇SJohnson(USA) 46 63 64 ●Granollers(ESP)

<1回戦>
〇4)錦織圭 63 64 ●I.DODIG(CRO)
〇伊藤竜馬 75 62 ●1)S.Wawrinka(SUI)
D.Young(USA) 64 62 ●添田豪
D.Istomin(UZB) 76(2) 67(5) 75 ●ダニエル太郎
S.Johnson(USA) 76(4) 62 ●Q)守屋宏紀
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守屋宏紀厳しい予選突破!
予選ドロー

<ダブルス準々決勝>
〇3)Granollers/Lopez(ESP) w/o ●錦織圭/内山靖崇

<1回戦>
〇錦織圭/内山靖崇 62 64 ●Fyrstenberg(POL)/Huey(PHI)
〇Bopanna/Paes(IND)61 76(7)●伊藤竜馬/添田豪
ダブルスドロー

錦織圭ブログ
錦織圭 データー 1989年12月29日生まれ 24歳

伊藤竜馬 ブログ
伊藤竜馬 データー 1988年5月18日生れ 26歳

添田 豪 ブログ
添田 豪 データー 1984年9月5日生れ 30歳

守屋宏紀ブログ
守屋宏紀1990年10月16日生まれ、23歳

ダニエル太郎1993年1月27日生れ、21歳

西岡良仁1995年9月27日生れ、19歳

(記事 塚越 亘 写真 鯉沼宣之 TennisJapan テニスジャパン