オーストラリアのメルボルンで開催されている全豪オープンテニス(310万豪ドル、約3億円)。28日、男子シングルス準々決勝が行われ男子シングルスは世界ランク5位、第5シードの錦織圭(25歳、日清食品)は世界ランク4位のスタン・ワウリンカ(29歳、スイス)と対戦し3-6、4-6、6-7(6)で敗退し準決勝進出はならなかった。

過去の錦織圭とワウリンカの対戦成績は錦織の1勝2敗ながら、昨年の全米オープン準々決勝ではフルセットの末に勝利している。

第1セットを3-6で落とした錦織。第2セットでは第5ゲームでサービスを落とす苦しい展開も第10ゲームにてワウリンカのサービスで15-40とし、この試合で初めてブレイクチャンスを掴むが3度のブレイクチャンスを生かせずにサービスキープを許し4-6で失った。

第3セットでは先にブレイクし2-0とリードするも挽回を許しタイブレークにもつれ込み、マッチポイントを何度も凌ぐプレーを展開し6-6と接戦になるが、錦織圭がドロップショットのミスで失うと最後はワウリンカのサービスエースで試合が決まった。

昨年の覇者ワウリンカがベスト4進出を果たし、錦織圭は全米オープン準々決勝での対戦で勝利した時の雪辱を許してしまった。

記事:長嶋秀和