米国ではNCAA(全米大学体育協会)が運営する大会、全米大学選手権などがあるが、テニスだけではなくアメリカンフットボール、バスケットボール、野球、アイスホッケー、ゴルフ、陸上など多彩な種目が行わ、多国籍の選手が所属し活躍している。ディビジョンⅠ、ディビジョンⅡ、ディビジョンⅢの3つの区分があり、NCAAにおいてはスポーツ選手奨学金が許されるのはディビジョンⅠとⅡのカンファレンスに属する大学のみとなっている。

テニスの錦織圭選手も中学2年生の時に、米国のIMG・ニック・ボロテリーテニスアカデミーにテニス留学したことにより、世界を驚かせる大きな成長を成し遂げています。「I-Consports Japan」の代表として若手選手の米国大学への奨学金によるテニス留学・スポーツ留学を応援、今週国内トップのジュニアと帯同し遠征している米国在住22年のテニスコーチ馬場猛 (TAKESHI BABA)のインタビュー。

「今回の遠征のスケジュールは、4月7日から始まり13日までの7日間でした。初日はNY州のStony Brook University、St John’s University、翌日からNC州に移動して、Campbell University、Elon University、University of North Carolina、Wake Forest、Duke Universityと7校でした。」

「テニスチームのコーチとアポイントを取り、チームについての説明や実際に連れて行った選手のプレーを見てもらい(キャンパス内で観ることは出来ません)、同時に大学が主催するキャンパスツアーに参加し、キャンパス内を案内してもらいます。またタイミングを合わせてそのチームの試合を観戦し、実際のレベルを知ってもらいます。」

「今回観戦した試合は男子は、Duke vs Florida State University、Wake Forest University vs North Carolina。女子はUniversity of North Carolina vs University of Virginia、Wake Forest University vs Syracuse Universityでした。男子ではウインブルドンジュニア優勝のノア・ルビン、女子では現在ダブルスでWTA200位台のジェイミー・ローブを始め、ATPやWTAで活躍する選手などを直接観ることが出来、レベルの高さに参加者全員驚愕しています。」

「参加者の1人は、間違いなくチャレンジャーレベルの試合と言っていました。ちなみにノアとジェイミーは、来年にでもプロに転向する意向があるそうです。観戦したほとんどの試合は、タイブレークで3セット目までもつれる内容で、楽に勝てる試合は一つもありません。ただそれは当然のことで、全員チームの為に試合をしていて、多くの観客の前でのプレーするため、試合中にメンタルを切らせる暇もないからです。」

「参加した生徒たちはその辺りメンタルの重要性やパワーの違いを痛感することが出来ました。常にプレッシャーのかかった中、競った試合を数多くこなせる環境と、フィジカルの分野での設備の充実性などを考えると、やはり日本とは比べものにならないほど整った中で練習が出来るので、この視察ツアーを通じて全員がアメリカの大学を志望の気持ちが強くなりました。」

「そしてジュニアを卒業してからプロになるまでに何を身につけなければいけないかを肌で感じたことと思います。次回は9月下旬を予定していますが、この迫力は中々伝わらないと思いますので、是非皆さんにも一度参加してもらえればと思っています。」

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写真はDukeでの試合

記事:長嶋秀和
情報提供、写真:馬場猛(I-Consports Japan)