クレーコートで錦織圭が活躍している。バルセロナ・オープンでは2年連続の優勝。マスターズ大会でもあるマドリッド・オープンではベスト4の活躍。クレーコートは球足が遅く、比較的ラリーの展開で攻撃のしやすいサーフェス。

今週行われるマスターズ大会第5戦、BNLイタリア国際の初戦では1回戦で昨年の全仏オープンベスト4でもあるエルネスツ・グルビス(ラトビア)にフルセットで勝利した世界ランク40位の若手、イリ・ベセリ(21歳、チェコ)と対戦する。

「アメリカの大会の大半はハードコートなのだが南米、ヨーロッパの大半はクレーコートだ。クレーコートでジュニアの時期に試合を積んでおくとオールラウンドなプレーが育つのだが圭は13歳の時3カ月間のヨーロッパ遠征を廻った事がある。その冬は南米を2カ月間廻り1年の内に5カ月間クレーコートの試合を廻っていた時期がある。試合の組み方も選手強化の大切なポイントだ。」ジュニア時代の錦織に携わった米沢徹コーチはコメントしている。

背面スマッシュを放つ錦織圭の秘蔵映像

記事:長嶋秀和