フランスのパリで開催される全仏オープン(レッドクレー)。2日、世界ランキング5位で第5シードの錦織圭(25歳、日清食品)のベスト4をかけた準々決勝、世界ランク15位、地元のジョー・ウィルフリード・ツォンガ(30歳、フランス)と対戦し、1-6、4-6、6-4、6-3、3-6と2セットダウンからフルセットに持ち込んだが、フルセットの末に惜敗した。

第2セット第7ゲームの後に電光掲示板が落下し中断、その後に調子を上げた。今大会まではファイナルセットでは錦織が11勝2敗、歴代世界1位の勝率.792、ボルグ、ジョコビッチ、マレー、ナダル、コナーズを凌ぐ勝率だった。

第3セットでは13本、第4セットでは9本のウィナー、第1,2セットで30本のエラーも第3セットでは7本、第4セットでは8本のエラーに抑えるなど好調なプレーで第5セットを迎えたが、最後はツォンガのフォアのウィナーで勝利を決めた。

錦織が勝利しベスト4進出を果たすと、男子シングルスの日本選手では1933年の佐藤次郎以来82年ぶりの快挙。

記事:長嶋秀和

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