英国のロンドンで開催されている芝コートの四大大会、ウィンブルドン選手権。29日、男子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング91位の添田豪(30歳)は、同17位で第17シードのジョン・イスナー(30歳)と対戦し、6-7(5)、4-6、4-6のストレートで敗退した。

添田は、第1セットはタイブレークにもつれ込む接戦をみせ、第2セット、第3セットも、僅か1ブレークの差で奪われる展開だったが、身長2メートルを越すイスナーに、1試合を通して38本のサービスエースを決められ、ブレークすることができなかった。

また予選3試合を勝ち抜き、自身初となるウィンブルドンの本戦入りを果たした同174位の守屋宏紀(24歳)は、同9位で第9シードのマリン・チリッチ(26歳)と対戦し、3-6、2-6、6-7(4)で敗退した。チリッチは、2014年の全米オープンの決勝で錦織圭(25歳)を下し、優勝している。

チリッチは、アンフォースドエラーの数で、守屋の12本に対し、倍以上の26本のミスを犯したが、ウィナーの数が守屋の12本に対し、3倍以上となる39本を記録している。

男子シングルス本戦に残っている日本人は、1回戦を突破した同5位で第5シードの錦織圭、予選を突破し1回戦を迎える同149位の杉田祐一(26歳)の2選手となった。