カナダ・モントリオールで開催されているATP1000のマスターズ大会、ロジャーズ・カップ(ハードコート)。13日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク4位、第4シードの錦織圭(25歳、日清食品)は、世界ランク14位、第13シードのダビド・ゴフィン(24歳、ベルギー)と対戦し6-4、6-4で勝利し、準々決勝進出を果たした。

第1セットの第3ゲームでリターンウィナーを連発し相手のサービスをブレークに成功すると、走りながらバックハンドのトップスピンロブなどスーパープレーを披露し隙を与えず、6‐4で第1セットを先取。

第2セットでは、第5ゲームでは股抜きショットを見事に決めてみせるなど好調なプレーを展開、最後は52秒でサービスゲームをキープし今大会初のベスト8に勝ち上がった。

錦織は、14日の準々決勝では世界ランク9位のラファエル・ナダル(29歳、スペイン)と対戦する。先週ツアー大会今季3勝目、通算10勝目を果たしている錦織はナダルとの対戦成績は過去7戦全敗。前回対戦した昨年5月のマドリード・オープンの決勝では、6-2、4-6、0-3でリードを許した場面で腰を痛めて棄権している。

記事:長嶋秀和