東京の有明テニスの森で開催されているATPツアー500大会、楽天ジャパンオープン(賞金総額 126万3045ドル/ハードコート)。10日(土)、シングルス準決勝が行われ、今大会連覇を目指す第2シードの錦織圭(25歳、日清食品)は、ブノワ・ペール(26歳、フランス)と決勝進出をかけて対戦し、6-1、4-6、2-6でフルセットの末に敗退した。

錦織圭はファーストサービスでは78%の確率でポイントを奪い、第2セットでは5度のブレークチャンスを生かせずにペールに惜敗した。全米オープンの1回戦でもペールにフルセットの末に敗れている。

ペールは「ATP500大会で初めての決勝進出です。今年は49位のスタートでした。錦織圭は素晴らしい選手でグランドスラムでいつか優勝すると思います。ワウリンカ選手はツアーで一番の親友です。彼と対戦できるのを嬉しく思っています。対戦はありますが、決勝で戦うのは初めてです」と決勝に向けて語った。

また第1シード、世界ランク4位のスタン・ワウリンカ(30歳、スイス)はジレ・ミュラー(32歳、ルクセンブルク)と対戦し6-4、7-6(5)で勝利し決勝進出を果たした。試合時間は1時間35分。

「今大会初の決勝進出嬉しいです。ミュラーはタフな相手でした。サービスが良かった、攻撃的なプレーをしたいと思っていたのでそれが出来て良かった。明日の対戦相手、ペールは友人、圭はスーパースター、どちらでも素晴らしい決勝になると思う」と決勝に向けて語った。

記事:長嶋秀和