英国、ロンドンにて開催される男子ATPテニスツアーの最終戦ATPワールド・ツアーファイナル(ハード)。世界ランク上位8人が2組に分かれ、1次リーグでは総当たり戦で、各組2位までが準決勝に進出する。

世界ランク8位の錦織圭(25歳、日清食品)は4連覇と大会5度目の優勝を目指すジョコビッチ(セルビア)と初戦で対戦し1-6、1-6のストレートで敗退した。試合時間は1時間5分。

試合開始の第2ゲームでサービスゲームでブレークを許した錦織圭は、2度のブレイクを許し第1セットを落とす展開。ファーストサービスの確率が44%、まだジョコビッチのサービスでもわずか3ポイントを奪うにとどまった。

第2セットも最初のゲームでジョコビッチがブレークしリードを奪う。錦織圭はファアハンドで何度もウィナーを奪うも、ジョコビッチの正確なストロークと好調なサービスで苦戦を強いられると第5ゲームでも40-15からサービスゲームを落としリードを広げられる。最後は、挽回する好機を生かせずにストレートで敗退した。

ジョコビッチは、全米オープンから22連勝中。昨年の今大会で錦織圭ジョコビッチと対戦しフルセットの惜敗、今季もローマで対戦し3-6、6-3、1-6と接戦を演じながら敗退している。過去の対戦は錦織の2勝5敗、棄権での敗退が1度となっている。

また世界ランク3位のロジャー・フェデラー(スイス)と世界ランク6位のトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)のグループAとなった錦織はフェデラーとベルディヒの試合の敗者と第2戦で戦う。

過去の対戦で錦織はロジャー・フェデラーと2勝3敗、ベルディヒと3勝1敗。

記事:長嶋秀和