千葉県の吉田記念テニス研修センターにて開催されたDUNLOP SRIXON CUP全国選抜ジュニアテニス選手権大会兼ワールドジュニアテニス世界大会代表選考会(ハードコート)。15日、14歳以下と12歳以下の男女シングルス決勝が行われ、12歳以下では男子シングルスではジョーンズ怜音が第1シードの細川暖生と対戦し7-5、6-2で勝利した。また、女子シングルスでは久保杏夏が早重果波と対戦し6-2、6-1で勝利し、ともに初めての全国大会での優勝を果たした。

今大会の2人の帯同した米沢コーチは男子優勝のジョーンズ怜音について「まだ11歳だが予測に優れボールのコントロールが抜群だ。怜音がこの1週間課題にして取り組んできたのはネットを取るポイントパターンだ。決勝戦はラインラインへボールをコントロールそこからネットを伺う動きを見せ、セットポイントではスイングボレーを打ち込むプレーを見せた」

全国選抜ジュニア

また女子優勝の久保杏夏について「プレーはオールラウンドで多彩だ。高いボールを使い、スイングボレー、打ち込みと見せかけてのドロップショット、低く短いスライス、攻撃的なリターン、常にネットを伺う姿勢、フットワークを使ったカウンターやグリップを持ち替えてのスライスなど本当に多彩だ。誰よりも意識してプレーしているフットワークを使った後ろから前の体重を乗せたストロークだ。まだ体が細く非力な部分をカバーしている体重を乗せたストロークはラインギリギリを外さない正確性を持っている。」とコメントしている。

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また14歳以下の男子シングルスは三井駿介が石井涼太と対戦し6-1、7-5勝利し優勝を果たした。また14歳以下の女子シングルス、のカジュール・オヴィが今村咲と対戦し6-3、6-1で勝利し優勝を飾った。

2人は日本代表として14歳以下の国別対抗戦ワールドジュニア・アジアオセアニア予選大会で日本チームの活躍に貢献し世界大会進出に貢献する活躍を果たしている。

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記事・写真:長嶋秀和