東京・有明テニスの森公園にて行われている第91回三菱全日本テニス選手権(ハードコート)。30日、男子シングルス決勝が行われ、ジュニアの世界ランク最高2位の綿貫陽介(18歳)が27年ぶりの10代の優勝を果たした。

決勝では、昨年の優勝者の内山靖崇と対戦し、6-2、6-4のストレートで勝利し、初優勝を果たした。

綿貫は4大大会の全米オープンジュニアでベスト4の活躍を果たしている。テニス選手として活動している綿貫3兄弟の末っ子。今年、1月にプロ転向、8月の全日本ジュニア18歳以下優勝、ジュニア最高グレードのスーパージュニア大会でも初優勝した。

準優勝の内山は公式ブログで「何より悔しいのは、決勝で不甲斐ない試合をしてしまったことです。応援して頂いている方々に申し訳ないです。1週間通して良いパフォーマンスが出せない苦しい1週間で、去年までとは違う全日本を感じ、勝つことの難しさを思い知らされました。これも自分にとってはとても良い経験になったので、今大会を糧にまた強くなっていきたいと思います。」とコメントしている。

第91回三菱全日本テニス選手権 公式サイト

記事:長嶋秀和
写真:テニスコーチ増田健太郎オフィシャルブログ TENNIS.jp