<全仏オープンテニス>(通称:ローランギャロス)

5月28日(日)からフレンチ・オープンが始まった。
グランドスラム大会は2週間にわたる大会。
他のグランドスラム大会は月曜日から始まるが、フレンチ・オープンだけはここ数年日曜日から始まっている。

1回戦は日、月、火の3日に振り分けられる。
男子はボトムハーフから始まっているので、トップハーフにいる錦織圭の試合は30日(火)になった。

錦織は1回戦でT.KOKKINAKIS(AUS)と対戦する。
21歳、最高ランキングは69位(2015年6月)怪我のためにプロテクト・ランキングで出場だ。

オーダー・オブ・プレー

センターコートのオープニング試合で女子第1シードのケルバー(独)がマカロワ(ロシア)に2-6,2-6で敗れる波乱から2017年フレンチ・オープンは始まった。

日本人プレーヤー男子は錦織圭(9)、杉田祐一(77)、そして予選を勝ち上がったダニエル太郎(102)の3人、
女子は大坂なおみ(55)、土居美咲(58)、尾崎里紗(72)、日比野菜緒(83)、奈良くるみ(90)、そして見事予選を突破しグランドスラム大会初出場の加藤未唯(199)の6人が出場している。
*()内は5/22付けATP及びWTAランキング

日本人プレーヤー大活躍

28日初日は杉田祐一、ダニエル太郎、奈良くるみの1回戦が行われ、ダニエル太郎、奈良くるみが勝った。
杉田祐一の試合は第4セット杉田4-2リードのところで日没順延された。

予選突破のダニエル太郎(エイブル)が2年連続で2回戦に進出した。
対戦相手はヤノビチ、2013年にウィンブルドンで4強、最高ランキング14位を相手に6-4、6-4、6-4でストレート勝ち。
3年連続本戦出場がかかった予選決勝のファイナル・セット、マッチポイントを握られながらもロシア期待のルブレフに7-5、6-7(1)、7-6(4)で競り勝ち本戦入りしている。
やや風邪気味と言うが凄いファイトだ。

奈良くるみ(安藤証券)はアメリカ期待の15歳、アニシモワを3-6、7-5、6-4、2時間30分の激戦の末に勝利した。

杉田祐一(三菱電機)は第25シード、アメリカのジョンソンと対戦、3-6, 3-6, 7-6 (7-4), 第4セット、4-2の時点で日没により翌日へ順延された。

<<男子1回戦>>
8]錦織圭 vs T.KOKKINAKIS(元69位AUS)
杉田祐一 日没順延 25]S.JOHNSON(26位USA)
〇Q]ダニエル太郎 64 64 64 ●J.JANOWICZ(元14位POL)
男子ドローPDF
男子ドローnet版

<<女子1回戦>>
大坂なおみ vs VAN UYTVANCK(113位BEL)
尾崎里紗 vs E.BOUCHARD(元5位CAN)
土居美咲 vs Q]S.ERRANI(元5位ITA)
〇奈良くるみ 36 75 64 ●W]A.ANISIMOVA(267位USA15歳)
日比野菜緒 vs 28]C.GARCIA(27位FRA)
Q]加藤未唯 vs T.TOWNSEND(121位USA)
女子ドローPDF
フレンチ・オープンドロー

フレンチ・オープンの賞金総額は35,981,500ユーロ(約45億円)。
優勝すると2,100,000ユーロ、3億円近い大金を手にできる。

大会オフィシャルHP:フレンチ・オープン
賞金総額:€35,981,500, (45億円)
優勝賞金:€2,100,000(2億7千万円)
準優勝: €1,060,000(1億4千万円)
ベスト4: €530,000(7千万円)
ベスト8: €340,000(4千300万円)
4回戦: €200,000(2千500万円)
3回戦: €118,000(1千500万円)
2回戦: €70,000(900万円)
1回戦: €35,000(450万円)
本戦128ドロー、赤土クレー
会場:Rolandgarros
期間:5/28-6/11,2017
パリ現地時刻(時差-7時間)

ダニエル太郎予選突破 3年連続の本戦入り
男子予選ドロー

加藤未唯初のグランドスラム大会本戦入り
女子予選ドロー
他のグランドスラム大会と同じく予選でも賞金が出る。賞金は男女同額。
出場できるだけで、5000ユーロ(約65万円)、予選に3回勝ち、本戦に出場すると35000ユーロ(450万円)だ!

予選賞金
予選決勝 €18,000(230万円)
予選2回戦 €9,000(120万円)
予選1回戦 €5,000(65万円)

(記事塚越亘,Y.Morishita, T.Terashima, photo/H.Sato)

ダニエル太郎、ウィンブルドンで4強になった強敵に勝利!