<全仏オープンテニス5日目>(通称:ローランギャロス)

6月1日
錦織圭(日清食品)が2回戦で地元フランスのシャルディーを6-3,6-0,7-6(5)で下して3回戦進出を決めた。
試合時間は1時間57分、ストレート勝利で32強となった。

第1セット
錦織、出だしでいきなりサーブをブレークされる。
地元フランスの声援を受けてプレーしているシャルディー。
プロでの対戦成績は錦織の5勝2敗だが、
ジュニア時代はウィンブルドン・ジュニア優勝、USオープン・ジュニア準優勝などの好成績をあげる一世代先輩のシャルディーに勝てなかった。
対戦成績は、錦織の0勝3敗

ちょっと苦手なのかな?と心配したが、そんな心配は無用。
第1セット、3-3からなんと、12ゲームも連取、6-3,6-0,3-0とする。

しかし錦織、ここで1回戦から気になっていた肩の違和感の治療で、インジャリータイムを取る。その中断で流れが急変した。
6-6、タイブレークでも3-0リードから4-5とリードを許す。
どちらに転んでもおかしくない展開、一瞬ひやっとさせたが、しっかりポイントを決め、シャルディ―を制した。

「もう一人の優勝候補はケイ!」

流れが変わった第3セットについて、シャルディ―は
「(ケイは)早いタイミングでボールをとらえて打ってくるので予測できず、
どうやってプレーしたら良いかわからなかった。
でも、インジャリータイムの中断で冷静になれ、ゼロから再スタートできた。」とコメント。

一方錦織は「タイブレークも取られてもおかしくなかった。
3セットで終われて良かった。」とほっとする。

負けたシャルディーは記者会見の最後に、優勝候補をあげるならと聞かれ、
「ジョコビッチ、ナダル、
それと、、、ケイ!」
と微笑みながら錦織の名前をあげ、声援を送った。
それを実現させるにはあと5試合!

試合後の錦織は
「今日はすごく良かった。
最後の第3セット3-0から巻き返されたのは反省。

しかし自分から攻めていけたのが1回戦と違うところ。
ビッグサーバー相手に守りにだけにならず、攻めていくことを心がけた。
調子も良くなってきている。
次もしっかり準備して臨みたい」とコメントした。

オーダー・オブ・プレー

フレンチ・オープンの賞金総額は35,981,500ユーロ(約45億円)。
優勝は2,100,000ユーロ、約3億円!
大会オフィシャルHP:フレンチ・オープン
賞金総額:€35,981,500, (45億円)
優勝賞金:€2,100,000(2億7千万円)
準優勝: €1,060,000(1億4千万円)
ベスト4: €530,000(7千万円)
ベスト8: €340,000(4千300万円)
4回戦: €200,000(2千500万円)
3回戦: €118,000(1千500万円)
2回戦: €70,000(900万円)
1回戦: €35,000(450万円)
本戦128ドロー、赤土クレー
会場:Rolandgarros
期間:5/28-6/11,2017
パリ現地時刻(時差-7時間)

<<男子3回戦>>
8]錦織圭 vs 鄭現(チョン・ヒヨン,韓国)

<<男子2回戦>>
〇8]錦織圭 63 60 76(5) ●J.CHARDY(74位FRA)
〇20]CARRENO BUSTA(21位ESP) 75 64 46 60 ●Q]ダニエル太郎

<<男子1回戦>>
〇8]錦織圭 46 61 64 64 ●T.KOKKINAKIS(元69位AUS)
〇Q]ダニエル太郎 64 64 64 ●J.JANOWICZ(元14位POL)
25]S.JOHNSON(26位USA) 63 63 67(4) 67(3) 63 ●杉田祐一
男子ドローPDF
男子ドローnet版
女子ドローPDF
フレンチ・オープンドロー
ダニエル太郎予選突破
男子予選ドロー
他のグランドスラム大会と同じく予選でも賞金が出る。賞金は男女同額。
出場できるだけで、5000ユーロ(約65万円)、予選に3回勝ち、本戦に出場すると35000ユーロ(450万円)

(記事塚越亘, KYOKO, Y.Morishita, T.Terashima, photo/H.Sato)

シャルディーにストレート勝利 油断は禁物の一戦だった