7月6日 ウィンブルドン DAY 04

杉田祐一(三菱電機)、錦織に続く2回戦突破はならなかった。

世界ランク51位のA・マナリノ(フランス)に1-6, 7-5, 6-4, 6-7 (2-7), 2-6、3時間半のフルセットに及ぶ激戦の末敗れ、惜しくも四大大会初の3回戦進出はならなかった。

「粘り強いプレーをされた。
それを打破する方法がなかった」と杉田。

対するマナリノは
「どちらが勝っても不思議ではなかった。
勝てて良かった」と。

日本男子として史上3人目のツアー初優勝の快挙を達成。
世界ランキングは松岡修造の46位を抜いて錦織圭に次ぐ日本男子歴代2位の44位を記録。
このウィンブルドンでは1回戦をストレート勝ち、グランドスラム大会初勝利をあげた杉田祐一だったが、最後は足が動かなかった。

 

杉田祐一 2回戦(3時間半のフルセット)

二人は4日前にトルコでのアンタルヤ・オープン決勝で対戦。
どちらも初優勝のかかる試合は杉田が6-1,7-6(4)で勝ちツアー初優勝を掴んだ。

ウィンブルドンでのマナリノは雪辱に燃えていて粘り強かった。
準優勝後はコーチ達から咤激励、杉田対策もあったことだろう。

一方の杉田は優勝後の移動、連戦の疲れ、メディアの対応など諸々の忙しさもあったようだ。

芝のシーズンに入り、6月5日のサービトン優勝でのイギリスから、オランダ、ドイツ、トルコ、そしてウィンブルドンと5週連続の試合。
今日は16試合目だった。

第1セットは良いことなく、1-6で落とす。
いつもより動きが鈍い。

第2セットも0-3。
ほとんどの観客は杉田の勝利はあきらめただろう。

しかし、杉田は違った。
第7ゲームをブレーク・バックした頃から流れが変わり始める。

マナリノは2013年ウィンブルドンでベスト16入りしたサウスポー。
プレースタイルはJ・マッケンローに似ている。
試合中に遅延行為などで警告を受け、主審に直接不満も口にする。
コートに倒れ、死んだふりをするのさえマッケンローに似ていた。

杉田の逆襲にマナリノは苛立ち始め、再三警告を受ける。
信じられないように、杉田が2セット、そして第3セットを取った。

そして試合は第4セットに。

「あそこ(第4セット)で決めたかった。
引き離したかった。」

「マナリノもエネルギーを出してきた。
劣勢に立った時、自分の中でギアを上げられなかった。
第2セットはかなりのエネルギーを使って取れた。
が第2、3セットはリミッターを外して取りに行った。」と言う。

体力的な限界が近づき、杉田のプレーはガス欠のようになった。
その上軽い痙攣にも襲われているようだ。
精神は踏ん張ろうとしているが、体がついていかない。

気力で粘るも第4セット第5セットを取られ敗退。

「出し切った。」と杉田。

「良いグラスコートシーズンだった。
自分のベストなプレーが出せれば、かなりの選手に勝てるという自信がついた。」

見ていたファンは、自分の体力を分けれるなら分けたいと思っただろう。
敗退してしまったが、杉田の根性が見えた試合だった。

杉田祐一 GS初勝利「まだまだ終わらない」 錦織圭2回戦は21時【ウィンブルドン/全英】

杉田 「悔しいです」3時間34分の大熱戦。錦織との繋がりも【全仏オープン】

 

錦織圭の3回戦は今晩19時半から

9]錦織圭 vs 18]Bautista Agut(ESP)の3回戦はコート3の第一試合となった。
大坂なおみ vs 10]V.Williams(USA)はコート1の第三試合。
7月7日オーダー・オブ・プレー

ウィンブルドン
賞金総額31,600,000ポンド(約45億円)
優勝賞金2,200,000ポンド(約3.2億円)
準優勝:1,100,000ポンド(1.6億円)
4強:550,000ポンド(8000万円)
8強:275,000ポンド(4000万円)
4回戦:147,000ポンド(2000万円)
3回戦:90,000ポンド(1300万円)
2回戦:57,000ポンド(820万円)
1回戦:35,000ポンド(500万円)
ウィンブルドン・ドロー
ライブスコア
ロンドン現地時刻(時差-8時間)

 

<<男子3回戦>>
9]錦織圭 vs 18]Bautista Agut(ESP)

<<男子2回戦>>
〇9]錦織圭 64 67(7) 61 76(6) ●S.STAKHOVSKY(UKR)
M.MANNARINO(FRA) 61 57 46 76(2) 62 ●杉田祐一

<<男子1回戦>>
〇9]錦織圭 62 62 60 ●M.CECCHINATO(ITA)
〇杉田祐一 76(5) 63 60 ●W)B.KLEIN(GBR)
M.KUKUSHKIN(KAZ) 46 64 76(4) 62 ●ダニエル太郎
男子シングルスドローPDF
男子シングルスnet版

<<女子3回戦>>
大坂なおみ vs 10]V.Williams(USA)

<<女子2回戦>>
〇大坂なおみ 61 06 64 ●B.STRYCOVA(CZE)

<<女子1回戦>>
〇大坂なおみ 63 76(3) ●SORRIBES TORMO(ESP)
K.FLIPKENS(BEL) 64 63 ●土居美咲
D.ALLERTOVA(CZE) 76(5) 26 63 ●尾崎里紗
〇17]M.KEYS(USA) 64 62 ●日比野菜緒
F.ABANDA(CAN) 62 64 ●奈良くるみ
女子シングルスドロー
男子予選ドロー
女子予選ドロー

(記事塚越亘/kyoko 協力/内田暁 写真/佐藤ひろし/TennisJapan)

リミッターを外して頑張ったと言う杉田祐一