10月3日(火) 楽天ジャパン・オープン2日目。

杉田祐一(三菱電機)、ダニエル太郎(エイブル)の1回戦などが行われた。
40位と自己最高位のATPランンキングになった杉田は37位のB・ペール(フランス)と対戦し、杉田が第1セットを6-4、第2セットが始まった取ったところで、相手が棄権して2回戦へ進んだ。杉田は6度目の出場で大会初勝利。
日本デ杯ダブルスペアーのマクラクラン勉/内山靖崇(北日本物産)組はファイナル・セットのマッチ・タイブレークを制し8強になった。

ワイルドカードで出場のダニエル太郎は盧彦勲(台湾)に1-6,3-6で敗れた。
第2シードのD・ティエム(オーストリア)がアメリカのS・ジョンソンに4-6,7-6(5),6-4で敗れる波乱があった。

杉田祐一ジャパンオープン初勝利

〇杉田祐一 6-4 0-0ret. ●B・ペア(フランス)

「たくさんの方が応援してくれているので、皆さんから勇気をもらって、コートの上で自分のテニスを表現してきたい。」と10月2日付けのランキングで40位と自己最高位を更新した杉田。

第3ゲームを杉田がブレークする。
ペアはいきなりトレーナーを呼び薬を飲む。体調が悪いのか?

そんなペアだが決まりそうなドロップ・ショットを全速力で拾い返し、ブレーク・バックする。2-2
体調悪そうだが、突然元気にプレーするなど、何んだかわからないペア。
杉田もやりにくそう。

3-3で杉田がブレーク、第1セットは6-4で取る。

第2セット、ペアのサーブで15-40となったところで、ペアはリタイヤを主審に言う。
「時差など極度の疲れ」が原因。

杉田が思わぬ形でジャパンオープン初勝利をあげた。

2回戦では第3シードのM・ラオニッチ(カナダ)と戦う。

「皆さんの声援が自分のレベルをあげてくれている。
皆さんの前で全力でプレーしたいと思う。」と観客に感謝すると共に次戦での全力プレーを誓った。

ダニエル太郎残念ながら敗れる


〇盧彦勲(台湾) 61 63 ●ダニエル太郎

ダニエル太郎のプレーが空回りしている。
34歳のルーは長いラリー戦になる前にコースを変え攻撃。
ダニエルの持ち味、じっくりしたラリー戦に持ち込まない。

「全然、自分のプレーができずに終わってしまった。残念。」とダニエル。

マクラクラン勉/内山靖崇組勝利


〇マクラクラン勉/内山靖崇 6-2 6-7(5) [10-7] ●ユーイ(フィリピン)/シャマスディン(カナダ)

勉/内山のペア。先々週のデ杯ブラジル戦ではメロ/ソアレス組に対してストレートで負けてしまったが、世界のダブルスペアーと競り合うことができ、自信がついたと言う。

ファイナル・セットのマッチ・タイブレークでも6-7から攻め勝ち4ポイント連取。
ATPツアーでの初勝利をつかんだ。

WOWOW連日生放送

<<全2回戦>>
内山靖崇 vs 1]M・チリッチ(クロアチア)
5]K.Anderson(RSA) vs R.Harrison(USA)
杉田祐一 vs 3]M・ラオニッチ(カナダ)
A.Mannarino(FRA) vs J.Vesely(CZE)

R.Gasquet(FRA) vs 盧彦勳(台湾)
Q]M.Ebden(AUS) vs 4]D.Goffin(BEL)
8]D.Schwartzman(ARG) vs B.Tomic(AUS)
S.Johnson(USA) vs A.Dolgopolov(UKR)

日本人プレーヤー1回戦
〇杉田祐一 64 ret. ●B・ペア(フランス)
〇内山靖崇 63 36 61 ●F・スクゴル(クロアチア)
〇盧彦勲(台湾) 61 63 ●ダニエル太郎
〇R・ハリソン(米国) 64 46 64 ●高橋悠介
〇A・マナリノ(フランス) 75 76(3) ●添田豪
ドローPDF

高橋悠介見事予選突破
綿貫裕介、伊藤竜馬、上杉海斗、島袋将らが挑戦
予選ドローPDF
ダブルス
マクラクラン勉/内山靖崇8強 松井俊英/杉田祐一組出場
ダブルスドロー

記事塚越亘/塚越景子 写真/鯉沼宣之/伊藤功巳/TennisJapan

杉田祐一 観客からの応援を力にプレー