11月9日 ATPツアーの下部大会、兵庫ノアチャレンジャーで綿貫陽介(グローバルPTA)が第1シードのR.ALBOT(MDA)を5-7,6-2,6-0で破り8強になった。

ダブルス準々決勝では、楽天ジャパンオープン優勝ペアの内山靖崇/マクラクラン勉組が吉備雄也/大西賢組を6-4,7-5で破り4強になった。

綿貫陽介は準々決勝で韓国の19歳、189位のSOON WOO KWONと対戦する。

11月10日(金)、12時から添田豪、続いて綿貫陽介のシングルス準々決勝がある。
その後は内山/マクラクラン組のダブルス準決勝だ。入場無料
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ライブスコア

綿貫陽介8強入りをかけて戦った

対戦相手は第1シードのR.ALBOT(MDA)
先週、先々週、中国で行われたチャレンジャーで2週連続決勝に進出。先週は優勝している87位の選手。27歳。
MDAとは珍しい。調べるとモルドバ共和国。西にルーマニア、他の三方はウクライナと国境を接する国。旧ソビエト連邦を構成していた国の一つらしい。

第1セット
綿貫は0-3のスタート。

第5ゲームをブレーク・バックし、2-3とする。

5-6、綿貫のサーブ、ダブルフォルトで始まり、0-40とセットポイントを掴まれる。
がサービス・エース2本などで、デュースに持ち込んだ。

2回目のデュース、5度目のセットポイント、
なんとダブルフォルトで5-7で落としてしまう。

第2セット
第2ゲームのサーブを落とし0-2。

このまま取られてしまうのか?と思われたが第3ゲームをブレーク・バック、1-2とする。

第5ゲームも3回目のデュース、リターン・ダッシュでこのゲーム3回目のブレーク・ポイントを掴み、ブレーク3-2と逆転した。

ここから流れは綿貫に。キープし4-2。

相手サーブの40-0からデュースに持ち込むと5ポイント連取で綿貫がブレークに成功し5-2。
第2セットはそのまま綿貫が取った。

ファイナル・セット
ブレークのスタート。エンジンのかかってきた綿貫のペースに。
またまたブレークで5-0。

2回目のデュースはTへサービス・エースで2度目のマッチポイント。
相手のバックがロングになり、なんとファイナル・セットは6-0だった。
心配して見ていた第1セットが嘘のような強さを発揮して勝利。

試合後インタビューでは、

綿貫「相手に疲れが見えていたのにも関わらず、取りきれない部分があり、感情が乱れてしまった。でも次(第2セット)では、ブレークバックできたところから、段々とリラックスできてポイントがまとめて取れるようになった。そこからは自分のプレーと相手のプレーを上手く整理できたのが良かった」。

また、次の対戦相手SOON WOO KWONについては、

綿貫「(相手は)とにかく早い。早いテニスをする。相手のペースにならないように、自分のコントロールできる範囲で戦いつつ、踏ん張るところは踏ん張っていきたい」と意気込みを述べた。

若手プレーヤー同士の戦いに次も目が離せない。

兵庫ノアチャレンジャー
ATP/KOBEチャレンジャー
<<2回戦>>
〇Q]綿貫陽介 57 62 60 ●1]R.ALBOT(MDA)
〇S.KWON(KOR) 76(4) 63 ●伊藤竜馬
〇C.HEMERY(FRA) 64 63 ●3]M.EBDEN(AUS)
〇8]J.MILLMAN 61 61 ●Q]福田創楽

〇7]添田豪 63 64 ●J.JUNG(TPE)
〇S.ROBERT(FRA) 64 75 ●4]P.POLANSKY(CAN)
〇6]A.SANTILLAN(AUS) 63 76(5) ●H.HURKACZ(POL)
〇A.BOLT(AUS) 75 26 62 ●Z.ZHANG(CHN)
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綿貫陽介、福田創楽予選突破
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記事:塚越亘/塚越景子 写真:鯉沼宣之/伊藤功巳/tennisjapan

19歳綿貫陽介、予選から8強だ photoノアインドアステージ