1/20(土) 2018全豪オープン 6日目。

女子シングルス3回戦で大坂なおみ(日清食品)は第18シードのアシュリー・バーティ(豪)を6-4、6-2で破り、グランドスラム大会初のベスト16入りを果たした。
グランドスラム大会8強入りをかけて、第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)と22日(月)に対戦する。

女子ダブルスでは第11シードの青山修子/ザオシャン(中国)組が2回戦に勝利、ベスト16になった。
今日からジュニアの部も開幕し、男子シングルスはで市川泰誠、田島尚輝、
女子シングルスで内藤祐希、川村茉那、坂詰姫野、佐藤南帆、佐藤久真莉、細木咲良、永田杏里、内島萌夏が出場している。

おめでとう! 大坂なおみ

〇大坂なおみ 6-4 6-2 ●18]アシュリー・バーティ(SUS)

当初、試合はセンターコートの第三試合に予定されていたが、第1試合のハレプの試合がファイナル・セット15-13、3時間45分の激戦になる。
そして続く第2試合の鄭現(チョン ヒヨン)対 第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)の試合もセット・オールとなり、既に17時近くになってしまう。
(なんと韓国の鄭現が5-7, 7-6 (7-3), 2-6, 6-3, 6-0のフルセットで勝利、四大大会初のベスト16入りを果たす。)

ナイトセッションは19時から予定されているので、急遽 大坂の試合はマーガレットコートに変更となる。
センターコートの切符を買った人には大ブーイングだったが。

突然のコート移動も大坂は「残念だったが、プレーには影響がなかった」と言う。
地元期待、格上のアシュリー・バーティを6-4、6-2のストレートで破る。

「凄くハッピー! オーストラリアの皆さん、ごめんなさいね!」と、試合後のコート上のインタビューでは、ちょっとはにかみながら言い、大きな拍手と声援をもらった。

ちょっと天然でかわいらしさのある大坂なおみはオーストラリアのテニスファンの心を掴んだ。

次戦で対戦するハレプとは2016年の全仏3回戦で惜敗している。
4回戦では大坂なおみをオーストラリア人はきっと応援するだろう。

大坂なおみ インタビュー
「試合中はナーバスにならずにポジティブな気持ちでいられた。
4回戦へ行けたのはとてもうれしい。」

記者から12本のサービス・エースを聞かれ、
「12本も!本当!」と答える。

「サービスワイドなどは試合中、相手の考えや動きを見て、コースを変えた。」

「第1セット、第10ゲームで15-40になった時もナーバスにならずにポジティブになれた。
自分のやるべきことをやった。トライした。」

「ハードコートの全豪はチャンスがあると思う。2人のシードを倒してとてもうれしい。
次の対戦、ハレプはNo.1シードなので、プレーするのが楽しみ。」

大坂なおみvsハレプ 4回戦を読む

青山修子組 16強

〇11]青山修子/Z.Yang(CHN) 6-1 7-5 ●Barthel/Witthoeft(GER)

二人は昨年ジャパン女子オープンで優勝している。
3回戦では昨年のUSオープンで敗れたペアーと対戦だ。

青山修子 インタビュー
「第1セットは2人とも良かった。
第2セットはリターンゲームをどうしたらいいか?整理ができなかった。
ただ、サービスゲームが2人ともしっかり戦っていた。」

「USオープンに続いて、3回戦進出でお互いにパートナーがどういう動きをするか?わかっているので、作戦も一言二言で済むのがいい。」

「次の相手は先週の前哨戦でも負けていて、どういうところが相手の苦手でいかにそこをついていけるか?
とてもダブルスが上手い相手。頭を使ってやってくる。」

「ヤンが後ろでストロークをして、私が前で動くパターンが一番いいと思う。」

「ヤンは積極的な気持ちは持っている。普段は穏やか。
試合ではすっと入り込み、ファイトして、集中力がある時はいいプレーをする。
あまり怒ったりしない。」

「波形さんのように私より年上でも頑張っている方がいるので、私も頑張りたい。言い訳ができない。
やれるところまでやりたい。
1年1年やって、また1年やり続ける感じ。」

「トレーニングはしっかりやっている。
動けないとただの小さい人になってしまうので。動けないと戦えない。
大きい人は技術やパワーなどテニスの特徴を生かすことができる。
私は筋肉を落とさないように、シングルスでも動けるように持久力を中心にメニューを組んでトレーニングしている。」

「ミックスダブルスは、私は女子ダブルスだから動けるのであって、男子のボールを打てるか!?
でも、マクラクラン勉さんが誘ってくれるなら、いつかやってみたい。」

WOWOW生放送
NHK放送。

記事:塚越亘/森下泰/小林粛/塚越景子 写真by W.Tsukagoshi CanonEos7D

大坂なおみの素直さ 海外記者たちをとりこにしている