錦織圭(日清食品)復帰戦1月23日(火)
ATPチャレンジャー・ニューポートビーチ 1回戦

第1シードの錦織は予選を勝ち上がってきたNOVIKOV(USA)と対戦したが、3-6、6-3、4-6で敗退した。

右手首のけがで休養に入っていた錦織にとって今大会は、昨年8月のATP1000シンシナティ以来 約5ヶ月ぶりの実戦だった。

錦織圭インタビュー ニューポートビーチ1回戦

失っているところは試合の中で戻していきたいと錦織

――今の率直な感想

「まあ1試合目なので、(負けるかもしれないと)想像はしてましたけど、(実際に試合をやってみると)やっぱり難しかったですね。
なかなかラリーを続けるのも簡単ではなかったですし、やっぱりまだ自信が無いぶん、自分から打っていけなかったり。やっと最近手首も良くなってきていたので、思いっきり打っていくのはもうちょっと時間はかかるかなと思います。

良いところもありましたし、同じぐらいダメなところもたくさんありましたけど、それは試合をこなしていくうちに良くなってくることだと思うので、しっかりこれから練習量を増やして、手首をもっともっと良くなっていけば、もっと打てていけると思います。」

――まだ手首の違和感や痛みはあるか

「100%無しではないですけど、でもだいぶ良くはなってきているので、あと何週間かすればたぶん痛みもゼロになってくると思うので、、。
練習の試合で(練習の時に試合形式で)するのと、本番の審判がいて、お客さんがいて、ポイントもかかってやる試合っていうのは、やっぱり緊張感も違ってくるので、こういう試合をチャレンジャーでもこなせたっていうのは良いステップにはなったと思います」

――打てないっていうのはまだ自信が無くて打てないのか、それとも手首のことを考えるとこわくて打てないのか

「うーん…。まあ、まだちょっと違和感があったりするので、それで打てない部分があるんですけど。でも、試合はかなり集中してたので、ほぼ痛みが無く出来たんで。だいぶ良いサインだったと思います。3セット連続で治ってからやったのも初めてですし、それでも、あんまり痛くなってないっていうのはすごく大きかったですね」

――試合が終わった後も痛みは無いのか

「ほぼ痛みは無いです」

――サーブを打つ怖さはあったのか

「それもほぼ無いですね。(恐怖感は)消えてきています」

――自分でほぼ100%にならないと戻らない(復帰しない)と言っていた。まだ全豪オープンで5セットは出来ないということだったが、チャレンジャー(下部大会)を選んだ理由は?

「いやタイミングはすごく微妙で、本当に治るタイミングで(ATPツアーの)試合が無かったので。全豪オープンに間に合うか、間に合わないか、ギリギリのところだったので。本当にタイミングの問題ですね。

練習してニューヨーク(ATP250)まで待つよりも、こうやってたまたま近い日に(復帰したいタイミングで)アメリカで試合があったのでラッキーだった。来週(ダラスCH)はインドアなので、またちょっとコートの球足が速くなりますけど。ニューヨークもインドアですし、良い試合勘を戻すっていうのが一番なので、そこでもう少し試合をこなせたらベストでした。来週また頑張ります」

――前の怪我以来、約半年の長いスパンがあいて戻ってきたが、今日の入りの(試合開始の)緊張感や特別な感じはあったか

「そうですね。気持ちとプレーがまだ追いつかない部分はすごくあって、久しぶりの試合だったので緊張もしました。まだコートの中での自信がそこまで無いので、(自分から)打っていけなかったり、大事な取らないといけないポイントでミスが出てしまったり、まだ戻っていない部分がたくさんありました。
それもたぶん試合をこなしていくうちに学んでいけると思うので。失っているところは試合の中で戻していきたいです」

――試合が終わってみて、いま、3セットプレーが出来たことでホッとしているか、それとも、あぁもうちょっと出来たなと感じているか

「うーん…。まあ、いろんな気持ちはあります。
やっぱり“めちゃくやしい”ですし。まだプレーが自分の中で’’30点”ぐらいかな。
不安はやっぱりありますけど、まあ半年くらい(試合を)やってなかったので、やってみてジョコビッチみたいに良いテニスが簡単にはまだ出来なかったので。もうちょっと時間をかけて様子を見たいと思います。
あんまりこう、今日ダメだったからと言ってあんまり気持ちが下がり過ぎず、頑張りたいですね」

――実際にやってみて、ある程度自分が少し普通に戻れるのは、やっぱりヨーロッパぐらいという感じなのか

「いや、まあ出来ればインディアンウェルズまでには。そこは一番合わせたいところですね。マスターズですし、もちろんニューヨーク(ATP250)とかアカプルコ(ATP500)とか、良いテニスがちょっとずつ戻ってこれれば嬉しいですけど。」

――対戦したNovikovについて

「相手はサーブが良かったですね。ストロークは波があったので、あんまり良いラリーが出来なかったので、それはちょっと1試合目にしては難しかったです。でも相手のサーブがすごく良かったと思います」

錦織、この後にもう一つ、ダラスで行われるATPチャレンジャーに出場予定。
ツアー復帰する前に、下部大会二つに参戦し、手応えを確かめておく、プロ野球なら二軍で調整のようなものだろうか。

錦織、ATPツアー復帰は2月12日からのATP250ニューヨーク・ オープン
錦織の試合予定は2018年2月14日(水)のナイトマッチ。

ニューヨーク・ オープン
ATP250NEW YORK OPEN
ニューヨーク・ オープンは、かつて錦織圭が2013, 2014, 2015, 2016年と4連覇を達成した全米室内選手権(ATP250メンフィス・オープン)。
2018年から舞台をニューヨークに移す。
S・クエリー、J・イズナーなどアメリカトップ選手達がエントリーしている。
韓国の鄭現(チョン ヒヨン)も参戦、2/13(火)のナイトマッチ。
思いっきり打っていくのはもうちょっと時間はかかるが、5ヶ月ぶりの試合はいいステップになった。

記事:Kyoko Oga/塚越亘/塚越景子 写真K.Oga/tennisjapan