★男子テニス・チャレンジャー大会
■＄50,000 SARASOTA OPEN, Longboat Key, FL, USA (Green Clay)
アメリカはフロリダ州のロングボート・キーで開催されている男子テニス・チャレンジャー大会、SARASOTA OPEN（グリーンクレー、賞金総額$50,000）は15日、シングルスの決勝戦が行われ、２週連続優勝を狙う錦織圭（20歳）が登場。第４シードで世界ランク132位のDABUL, Brian（26歳、アルゼンチン）と対戦し、第１セットを2-6で失うも、続くセットを6-3 6-4で奪い、逆転優勝を果した。
DABULは身長170cmの小柄な選手で、４月のタラハシー・テニス・チャレンジャーを含め、今年はチャレンジャー大会で２度優勝している選手、この試合、錦織は、第１セットの第１ゲームでいきなりサービス・ブレークを許すと、第７ゲームでも再びブレークを許し、2-6で失った。ファースト・サービスの確率が52%と上がらず苦しんだ。
第２セットに入ると、お互いサービス・キープが続き、4-3で迎えた第８ゲーム。このセット、初めて訪れたブレークチャンスをものにし5-3とリードすると、そのまま6-3でセットを奪い返した。ファースト・サービスの確率は77%まで上がり、相手に一度もブレーク・チャンスすら与えなかった。
迎えた最終セット、前半2-2までは手堅くサービス・キープが続いたが、中盤は一転、ブレーク合戦となり、第５ゲームを先にブレークに成功するも、続くゲームをブレーク・バックされる。しかし第７ゲームに再びブレークに成功し4-3とリードすると、そのままリードを保って、6-4で逆転勝利した。試合時間は２時間５分と、これまでの試合で一番長かった。
これで錦織は復帰後５戦で、１４勝３敗（１０連勝中）とした。
試合経過
| 第１セット | １ | ２ | ３ | ４ | ５ | ６ | ７ | ８ | ９ | 10 | 11 | 12 | TB | |
| 錦織圭 | ○ | ○ | ２ | |||||||||||
| DABUL, Brian | ◎ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ６ |
| 第２セット | １ | ２ | ３ | ４ | ５ | ６ | ７ | ８ | ９ | 10 | 11 | 12 | TB | |
| 錦織圭 | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ６ | |||||||
| DABUL, Brian | ○ | ○ | ○ | ３ |
| 第３セット | １ | ２ | ３ | ４ | ５ | ６ | ７ | ８ | ９ | 10 | 11 | 12 | TB | |
| 錦織圭 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ６ | |||||||
| DABUL, Brian | ○ | ○ | ◎ | ○ | ４ |
試合時間：２時間５分
※表の見方
○：サービスキープ
◎：サービスブレーク
錦織は、この優勝で、80ポイントを獲得、月曜日発表の最新ランキングでは、現在の345位から、200位台半ばにランキングを上げてくる見込み。
今後の試合予定は、23日から始まる４大大会の全仏オープンにエントリしているが、現在、補欠リストの４番目にいるため、上位選手の欠場次第では、繰上げ出場となる。合わせて、24日から、アメリカはカリフォルニア州で開催されるカーソンチャレンジャー（賞金総額５万ドル、ハード）にエントリをしている状況。
ライブスコア⇒こちら
チャレンジャー：SARASOTA OPEN
シングルス
決勝
○錦織圭(SE) 2-6 6-3 6-4 ●DABUL, Brian（アルゼンチン）(4)
準決勝
○錦織圭(SE) 6-4 6-2 ●SWEETING, Ryan（アメリカ）(6)
準々決勝
○錦織圭(SE) 6-1 6-2 ●RODRIGUEZ, Bruno（メキシコ）（LL）
２回戦
○錦織圭(SE) 6-4 6-3 ●SMYCZEK, Tim（アメリカ）
１回戦
○錦織圭(SE) 6-1 6-1 ●CHAPPIDI, Vamsee（アメリカ）(WC)
※前週大会で優勝したため、PR→SEでの出場に変更になっている
シングルス予選
１回戦
●村松勇紀(WC) 1-6 2-6 ○HENSEL, Kaden（オーストラリア）(4)
※()内数字はシード順位、(Q)は予選通過者、(WC)は主催者推薦出場、(SE)は予選免除、(LL)は予選敗退者の繰り上がり、(PR)はプロテクトランキング
