★ITFジュニアテニス・グレードA大会
■Wimbledon Junior- Wimbledon, Great Britain (Grass)
英国のロンドンで開催されている芝の4大大会、ウィンブルドン選手権は30日、ジュニア部門の4日目を迎え、女子シングルスの準々決勝で、第10シードでジュニア世界ランク9位の石津幸恵(17歳)が、ALLERTOVA, Denisa(17歳、チェコ)を 6-4 2-6 6-3 で破り、見事に8強入りを決めた。


この日、石津は第1セット、1度のブレークを活かし 6-4 で先取するも、第2セットに入るとサービスの不安定さからリズムを崩し 2-6 とあっさり落としてしまう。しかし、第3セット、石津のレシーブが冴え、5度のブレークに成功し、6-3 で試合を締めくくった。
石津は過去に2度ウィンブルドン選手権ジュニア部門に出場しており、シングルスでは、2008年は1回戦敗退、2009年は2回戦まで進出しており、今回は嬉しい初の8強入りとなった。また石津は、一般の大会となるITFサーキットでも5度の優勝(今季3勝)を挙げており、今大会での更なる活躍に期待が集まる。
勝った石津は、準々決勝ではジュニア世界ランク2位で第2シードのKHROMACHEVA, Irina(15歳、ロシア)と対戦する。KHROMACHEVAは左利きの選手で、15歳ながら先の全仏オープンジュニアでは、ベスト4まで勝ち進んだ強豪。石津はここまで格下相手の戦いであったが、上位選手との戦いで、その真価が問われる。注目の一戦は、本日1日、第18番コートの第2試合に予定されている(第1試合は日本時間午後8時開始)。
また、この日は女子ダブルスの1回戦も行われ、日本勢では石津幸恵(17歳)/大前綾希子(17歳)組が、第8シードのGAVRILOVA(16歳、ロシア)/KREMEN(16歳、ベラルーシ)組に、6-7(3) 4-6 で敗れた。加藤未唯(15歳)/SHEAHAN, Harriet(18歳、オーストラリア)組も、第2シードのPLISKOVA(18歳、チェコ)/PLISKOVA(18歳、チェコ)組に、1-6 3-6 で敗れ2回戦進出はならなかった。
本日7月1日は、男子ダブルス2回戦も行われる予定で、日本期待の第4シード、内山靖崇(17歳)/GOMEZ(コロンビア)組が登場する。試合は、第5番コートの第2試合に予定されている(第1試合は日本時間午後8時開始)。
ウィンブルドン選手権のジュニア部門は、男女ともにシングルスのドロー数が64、ダブルスが32で行われている。
ライブスコアはこちら(大会公式サイト)

Wimbledon Junior 2010

男子シングルス
1回戦

○ZSIGA, Mate(ハンガリー)[11] 4-6 6-2 6-1 ●ダニエル太郎
○DUCKWORTH, James(オーストラリア)[8] 6-7(2) 6-2 7-5 ●内山靖崇

女子シングルス
準々決勝

石津幸恵[10] vs KHROMACHEVA, Irina(ロシア)

3回戦

石津幸恵[10] 6-4 2-6 6-3 ●ALLERTOVA, Denisa(チェコ)

2回戦

石津幸恵[10] 4-6 7-6(5) 6-4 ●JAKSIC, Jovana(セルビア)

1回戦

○STEPHENSON, Francesca(英国)(W) 6-4 1-6 7-5 ●牟田口恵美
○BABOS, Timea(ハンガリー)[3] 6-3 3-6 6-4 ●大前綾希子
○ROBSON, Laura(英国)[8] (W) 6-0 6-1 ●尾﨑里紗
石津幸恵[10] 6-4 7-6(4) ●NJIRIC, Silvia(クロアチア)

男子ダブルス
2回戦

GOMEZ(コロンビア)/内山靖崇[4] vs ALLEN(英国)/CARPENTER(英国)

1回戦

○GOMEZ(コロンビア)/内山靖崇[4] 6-2 6-1 ●ダニエル太郎/NOVIKOV(米国)

女子ダブルス
1回戦

○GAVRILOVA(ロシア)/KREMEN(ベラルーシ)[8] 7-6(3) 6-4 ●石津幸恵/大前綾希子
○CEPEDE ROYG(パラグアイ)/DINU(ルーマニア)[5] 7-6(4) 2-6 6-1 ●GRAGE(デンマーク)/牟田口恵美
○PLISKOVA(チェコ)/PLISKOVA(チェコ)[2] 6-1 6-3 ●加藤 未唯 /SHEAHAN, Harriet(オーストラリア)(A)
※[]カッコ内の数字はシード順位、(W)は主催者推薦出場、(A)は繰り上がり出場、日本選手のみ抜粋