9月2日、米国はニューヨークで開催されている今季最後の4大大会、USオープン(賞金総額10,508,000ドル、ハード)の大会4日目、男子シングルスの2回戦が行われ、日本期待の錦織圭(20歳)が、第11シードで世界ランク13位のマリン・チリッチ(21歳、クロアチア)を、5-7 7-6(8-6) 3-6 7-6(7-3) と、セットカウント2-2で迎えたファイナルセットを 6-1 で奪い、逆転のフルセットで勝利、見事に3回戦進出を決めた。


セットカウント2-2で迎えたファイナルセット、第1セットでいきなりブレークに成功した錦織は、勢いそのままに、第5ゲームでもブレークに成功し4-1とリードを奪った。左臀部(でんぶ)の痛みを抱えながらのプレーで心配されたが、一方のチリッチも第3ゲームあたりから、背中の痛みを気にし出した。5-1錦織リードで迎えたチリッチのサービスゲーム、4回目のマッチポイントをものにし、4時間59分に及んだ熱戦を錦織が制した。
勝った錦織は、3回戦では、第21シードで世界ランク23位のアルベルト・モンタネス(29歳、スペイン)と対戦する。モンタネスは身長175cmの選手で今シーズン2度優勝している。両者は2008年に一度、ハードコートで対戦があり、その時は 7-5 6-2 でモンタネスが勝利を収めている。

試合経過
第1セット 10 11 12 TB  
錦織圭                
マリン・チリッチ            
第2セット 10 11 12 TB  
錦織圭            
マリン・チリッチ            
第3セット 10 11 12 TB  
錦織圭                    
マリン・チリッチ              
第4セット 10 11 12 TB  
錦織圭            
マリン・チリッチ            
第5セット 10 11 12 TB  
錦織圭              
マリン・チリッチ                        

試合時間:4 時間59分
※表の見方
 ○:サービスキープ
 ◎:サービスブレーク