★ITF女子テニス10万ドル大会
■楽天ジャパンオープン(ハード)
ayumi_morita20101009.jpg10月9日、東京都有明テニスの森で開催されているITF女子10万ドル大会、楽天ジャパンオープン・テニス・チャンピオンシップス(賞金総額$100,000、ハード)の女子シングルス準決勝が行われ、日本人若手同士の対戦は、第4シードの森田あゆみ(20歳)が、土居美咲(19歳)を、7-6(3) 6-2 のストレートで下し、大会初の決勝進出を決めた。
また、外国勢同士の対戦となった、もう1つの準決勝は、ベテランのジル・クレイバス(36歳、米国)が、第3シードのマグダレナ・リバリコワ(22歳、スロバキア)を、6-7(3) 6-1 7-6(4) のフルセットの末に下した。


misaki_doi20101009.jpg世界ツアーでは先輩の森田と土居の一戦、森田は第1セットを土居のミスもあり5-1とリードを奪う。ここから森田は「力が入り過ぎた」と、土居に5ゲーム連取を許し5-6とリードを許してしまう。しかし、「ひらきなおった」森田は第12ゲームをとり、タイブレークに持ち込むと、「硬かったが精神的には強く行こうと思った」森田が7-3で先制する。こうなると、ツアー経験に勝る森田のペースに。第2セットは2ブレークアップの6-2で、森田が昨年11月のITF台北10万ドル大会以来となる決勝進出を決めた。
敗れはしたが、サウスポーからフォアのアングル系のショットを武器に、力強いストロークで4強進出を果した土居も、今後の活躍を期待させる活躍だった。
勝った森田は試合後の記者会見で、「すごく嬉しい、10万ドル大会でいい選手も出場しているし、その中で決勝進出できたことは嬉しい。絶対勝ちたいという気持ちが強い。優勝と準優勝では全然違う」と決意を語った。またナダルについては「大事なポイントでの勝負強さは凄いと思う。明日はナダル選手の試合の後なので、お客さんが帰ってしまわないか心配」と笑いを誘った。過去、クレイバスには2連勝している。連戦で疲れは溜まっているが、1998年の杉山愛以来となる、日本選手の優勝に期待が高まる。
※写真上段:森田あゆみ、下段:土居美咲、クリックで拡大。
◆10日(日)シングルス試合予定
森田あゆみ [4] vs ジル・クレイバス(米国)
 >センターコート第3試合(第1試合は午前11時開始)
ライブスコア⇒こちら(大会公式サイト)

ITF: $100,000 Rakuten Japan Open

シングルス
決勝

森田あゆみ [4] vs ジル・クレイバス(米国)

準決勝

森田あゆみ [4] 7-6(3) 6-2 ●土居美咲
ジル・クレイバス(米国) 6-7(3) 6-1 7-6(4) ●マグダレナ・リバリコワ(スロバキア)[3]

準々決勝

【トップハーフ】
土居美咲 7-5 7-5 ●SAVCHUK, Olga(ウクライナ)
森田あゆみ [4] 6-0 6-1 ●アルバータ・ブリアンティ(イタリア) [8]
【ボトムハーフ】
マグダレナ・リバリコワ(スロバキア)[3] 7-6(5) 6-4 ●BELTRAME, Severine(フランス)
ジル・クレイバス(米国) 7-6(2) 6-3 ●ジュリー・コイン(フランス)

2回戦

【トップハーフ】
○SAVCHUK, Olga(ウクライナ) 6-3 6-2 ●イベタ・ベネソバ(チェコ) [1]
土居美咲 7-5 6-4 ●タマリネ・タナスガーン(タイ)[5]